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【お役立ち情報】 Macアプリ『Alfred』を使って生産性を上げよう!
「Alfred 」は必要なアプリを素早く起動したり、ファイルを開いてくれるランチャーアプリの1つです。カスタマイズ性が非常に高く、自分好みの設定が可能です。正しく活用することで生産性を上げることができます。
Macにはデフォルトで「Spotlight」というランチャーアプリが入っていますが、「Alfred」は上の動画のようにお気に入りのWebサイト(ZOZOTOWN)を一瞬で表示する機能などSpotlightにはない魅力的な機能が多くあります。
この記事では、「Alfred」のインストール手順とおすすめの設定を解説します。
Alfredの特徴
「Alfred」には無料版と有料版が存在し、沢山の魅力的な機能があるのですが、今回は無料版の範囲内のみで使用可能な機能についてご紹介させて頂きます。
下記の機能が「Alfred」で特に優れていると感じる機能です。
- お気に入りのWebサイトを表示する機能
- 英単語の日本語訳を表示する機能
- システムコマンドを呼び出す機能(システム終了や再起動など)
- 計算する機能
例えば「3. システムコマンドを呼び出す機能」は、次の動画のように「Alfred」に「ss」と入力するだけでスクリーンセイバーを呼び出すことができます。
こちらの機能の設定方法などは後ほど「Alfredの徹底活用法」で初期設定と共に説明させていただきます。
では続いてインストール手順に移ります。
Alfredのインストール手順
それでは実際に「Alfed」をインストールしていきましょう。(インストール完了している方は、「Alfredの徹底活用法」を参照してください。)
まずは、こちらのリンク(Alfred)からトップページに飛んで、次の画像のように中央左にある「Download Alfred 4」をクリックします。
そして「Alfred」のインストールが完了後、次の画像のように「Alfred」をアプリケーションフォルダに移動します。
次にFinderを開きアプリケーションフォルダから「Alfred」を起動します。
立ち上げると次の画像のような警告文が表示されますが「開く」をクリックします。
Alfred 4をはじめて起動すると、次の画像のようなポップアップが表示されますが「Skip Setup」をクリックしてください。
最後に次の画像のような「Alfred 」の設定画面が開いていればインストール完了です。
続いて設定に移っていきましょう。
Alfredの徹底活用法
それでは、これから最大限に「Alfred」を活用できるように設定をしていきましょう。
下記の目次の順番で設定をご説明させていただきます。
- 初期設定
- 英単語の日本語訳を表示する設定
- システムコマンド(システム終了や再起動など)を呼び出す設定
- 計算の設定
- お気に入りのWEBサイトを呼び出す設定 (WEBサイトを「Alfred 3」に手動で登録/Google ChromeまたはSafariのブックマークを引用)
これからご紹介する設定はあくまで、私が使いやすいと思う設定ですので、皆さんがご自身の「Alfred」を設定する際は、ご都合に合わせて設定を変更して下さい。
1. 初期設定
まずは「Alfred 」の設定画面を開きます。
上記の赤枠の設定は次の表のように設定してください。
項目 | 意味 | 設定 |
---|---|---|
Startup | AlfredがMacの起動と同時に起動する設定 | チェックする |
Alfred Hotkey | Alfredを起動するコマンドを設定 | 「⌘ + space」を同時に押す |
Where are you | 言語を設定 | 「Japan」を同時に押す |
Where are you | Macのシステム環境設定でAlfredのアクセスを許可 | 各種権限についてはAlfredの権限付与 へ |
Hotkeyは「⌘ + space」の設定がおすすめです。
※ 既に「⌘ + space」にショートカットキーが当たっていて、Hotkeyに設定出来ない方はまず「⌘ + space」に当たっているショートカットキーを外す必要があります。
ほとんどの方は「Spotlight」が当たっているかと思いますので、次の動画の手順でSpotlightのショートカットのチェックを外すか「⌘ + space」以外のキーに変更を行ってください。
上記が完了しましたら「Alfred 3」の設定画面からもう一度Hotkeyの設定をお願いします。
Hotkeyに「⌘ + space」を選択可能になっているはずです。
2. 英単語の日本語訳を表示する設定
「Alfred」で英単語の日本語訳を表示する設定の手順です。次の画像の緑枠のように「Features」をクリックした後に「Dictionary」をクリックして設定画面を表示してください。
赤枠の「Define a word」の「define」を「def」に変更します。
これで次の動画のように「Alfred」を呼び出して「def」の後に検索する単語を入力しReturnキーを押すとDictionary.app内の単語が開き、日本語訳ができるようになります。
上の動画は、英単語「extraterrestrial」「humanity」の日本語訳を調べることができていますね。
3. システムコマンドを呼び出す設定
「Alfred」でシステムコマンド(システム終了や再起動など)を呼び出す設定の手順です。
次の画像の緑枠のように「Features」をクリックした後に「System」をクリックして設定画面を表示してください。
赤枠の部分を設定しますが、システムコマンドは必要な部分だけ自分好みに設定してください。例えば「Screen Saver」の部分を「screensaver」から「ss」に変更すると、次の動画のように「Alfred」にssを打ち込むだけでスクリーンセイバーを呼び出すことができます。
4. 計算の設定
「Alfred」で計算をする設定の手順です。
計算は「Features」をクリックした後に「Calculator」をクリックして開いた画面が設定場所ですが、特に変更することなくデフォルトのままで大丈夫です。
「Alfred」で計算するには、次の動画のようにします。
四則演算と余りの計算は以下のような形です。
- 足し算
+
例) 5+5 = 10 - 引き算
–
例) 10-5 = 5 - 掛け算
*
例) 5*5 = 25 - 割り算の「商」
/
例) 9/3 = 3 - 割り算の「余り」
%
例) 8%5 = 3
プログラミング言語で計算する場合も上記を使用します。
5. お気に入りのWEBサイトを呼び出す設定
「Alfred」でWEBサイトを呼び出すには、次の2種類の方法があります。
- WEBサイトをAlfredに手動で登録して呼び出す
- Google ChromeまたはSafariのブックマークを引用して呼び出す
それでは順番にみていきましょう。
WEBサイトをAlfredに手動で登録して呼び出す
今回はZOZOTOWNのサイトを登録していきます。
次の画像の緑枠のように「Features」をクリックした後に「Web Search」をクリックして設定画面を表示してください。
上記の設定画面が表示できたら赤枠の「Add Custom Search」をクリックします。次の画像のようなポップアップが表示されるので必要項目を入力していきます。
項目 | 意味 | 例 |
---|---|---|
Search URL | 検索したいWebサイトのURLを入力する | https://zozo.jp/ |
Title | Alfredで検索候補を表示する際に使われる | ZOZOTOWN |
Keyword | サイトを表示する際のキーワード | zozo (Alfredでzozoと打ち込むとZOZOTOWNを表示できるようになる) |
icon | Alfredで検索候補を表示する際に使われるアイコン(最適な画像をドラック&ドロップ) | 「ZOZOTOWN icon」で検索してヒットしたものを使う |
上記の設定が完了すると次の動画のように「⌘ + space」で「Alfred」を起動させて「zozo」と打ち込むと、ZOZOTOWNのページが表示されるはずです。
Google ChromeまたはSafariのブックマークを引用して呼び出す
最後にGoogle ChromeまたはSafariのブックマークを引用して呼び出す方法です。
次の画像の緑枠のように「Features」をクリックした後に「Web Bookmarks」をクリックして設定画面を表示してください。
赤枠にブックマークを参照したいブラウザの方にチェックを入れてください。
変更が完了後、「Alfred」を再起動すると選択したブラウザのブックマークを引用し、WEBサイトを開くことが出来るようになります。
この記事のまとめ
- 「Alfred」は必要なアプリを素早く起動したり、ファイルを開いてくれるランチャーアプリの1つだよ
- カスタマイズ性が非常に高く、自分好みの設定が可能!
- Spotlightにはない魅力的な機能が多くある