運営者代表プロフィール
宮嶋 勇弥 Yuya Miyajima
(1993年生まれ/大阪出身/A型/うお座)
- 15年 大阪にあるSIerの会社に新卒で入社
- 16年 ベンチャーの開発会社に入社
- 17年前半 プログラミングスクール通学/後に講師
- 17年後半 フリーランスとして活動開始
- 18年前半 株式会社Asobicaでエンジニアとして働き始める
- 18年後半 Pikawakaの前身、ワードプレスで記事を書き始める
- 19年 Pikawakaをリリース(Rails)
- 20年 株式会社マネーフォワードのエンジニアとして働き始める
- 22年 株式会社Pikawakaを創業
新卒時代
僕はプログラミングをしたくて新卒でSIerに就職しました。しかしプログラミングとは全く無関係の仕事をすることになり、仕事にやりがいを感じられず一年で退職しました。
その後、プログラミングができる会社に就職する為に上京し、就職活動を始めました。以前働いていたSIerの様な会社の内定を2社、バリバリ開発ができるITベンチャーの開発会社1社の内定を貰いました。僕はプログラミングのスキルを身に付けたかったので給料は高くなかったのですが、ずっと一日中開発ができるベンチャーの会社に就職しました。
やっとプログラミングが沢山できると期待を胸に就職しましたが、ここから僕はエンジニアのきつい洗礼を受けることになるのです。
挫折の毎日を過ごす日々
就職当初は何もかも今までの環境とは全く違い、本当に楽しく刺激的な毎日でした。SIerは本当に上下関係が厳しくクライアントとは貴族と下僕(僕が働いていた現場はかなり異常だったと思いますが。。)の様な関係でしたが、Web系の開発会社では基本的に全員がフランク、出社時間は10時とゆったりで遅刻しても平気でエンジニアはフレックス的な感じでした。
ただ納期が迫っているときは徹夜で残ってテストしたり開発したり大量のレッドブルがクライアントから送られてきたりと闇の一面も見ましたが、それはそれで楽しく全員が力を合わせて納期を間に合わせるために頑張るのは凄く楽しかったです!
周りのエンジニアもプログラミング歴15年くらいのスーパーエンジニアばかりでして、僕にとっては刺激的で早くこの人達に追いつきたいと奮闘する日々でした。
ただ時間が経つにつれて、どれだけ頑張っていても自身の技術力が圧倒的に足りておらず、常に会社の足を引っ張ってばかりでエンジニアの世界の厳しさを痛感していく様になりました。
その会社では新人であろうとエンジニアなら「分からない所は全て自分で調べて解決!」がモットーの会社で基本的に分からないところが出ても分かるまで、何とかしてググってデバッグして実装して自己解決する必要がありました。
ですから、実装をしていて分からないところを聞きに行っても「ググレカス」と言われる日々でして、調べても分からないから聞きに行ってたのですが、それでもググり不足でもっと調べれば分かるからという意味でその様に突き放されたと思ってます。
「ググレカス」とは言葉の通り、「それくらい自分で調べろよ、カス」というニュアンスで使う言葉ですね。
つまり聞きに行っても全然教えてもらえないので、分からない所を全て自分で調べる必要がありました。ひたすらググり続けていたのですがどれだけ調べても自身の知識が足りず、調べた記事の内容を理解できず挫折の毎日を送っていました。
「どれだけ調べても自身の知識が足りないせいで、調べた記事の内容を理解できない」と思い始めたのは、自身にとって衝撃的な出来事があったからです。
それは僕が頼まれたタスクで5日くらいかけてもずっと解決できずに、上司に正解が何かを聞いたときのことです。
上司は僕に「ここに正解が書いてあるよ」とサイトのurlを教えてくれました。そのサイトを開けて僕は驚きました。そのサイトはすでに僕が調べていたサイトだったんです。ただ自身の知識が圧倒的に足りていないせいでそのサイトに書いてあることが正解と気付くことが出来なかったんです。
この出来事は衝撃的で自身の知識と技術力のなさを痛感した瞬間でした。それからタスクを振られても中々こなすことが出来ず、分からないものに対してひたすらググり続けてる日々でした。
ただ調べている内に、イラストを使って丁寧に解説している記事があったり、動画を使って分かり易く説明している記事などがあり、初心者の自分でもググって理解できる内容もたくさんありました。
良い記事も沢山あったのですが残念だったことは、 分かり易い記事も個人が特定の分野で分かり易く書いてあったりするだけで、メソッドや用語の内容がメディアとしてまとまっているのものがなかったんです。
そういうと公式リファレンスは内容もまとまっているし深い所まで書いていると思われるかもしれませんが、初心者にとって公式リファレンスとは非常に難しいもので、公式だけ読んで理解するのは僕には難しいものでした。
その様な経験もあり元々人に何かを分かり易く説明する事は好きで得意だったので、 自分でいつか「初心者が見ても内容をしっかり理解できる分かり易いITメディア」を作りたいとベンチャー在職時に考え始めました。
そして自身の技術力不足で全くついていけず半年でその会社を退職しました。
プログラミングスクールに通学、その後講師として働く
ベンチャーの会社を退職後は、IT業界に居続けるかそれとも別の業界で働くか悩んでいたのですが、プログラミングで何かモノを作りたいという思いが強かったので、もう一度プログラマーになるために頑張ろうと思いました!
そこで前の会社でプログラミングの基礎力が足りないと痛感したので、プログラミングの基礎力を身につけるためにプログラミングスクールに通いました。
プログラミングスクールではRuby, Railsを勉強しました。そのスクールのカリキュラムは凄くわかり易くて、元々IT業界で働いていた経験もあってすぐに自分のオリジナルアプリを作れました。
通学期間を終えるとスクールの講師として働く道もあり人に教えるのが得意で好きということがあったのと研修もしっかりしているので、そのスクールの講師として働き始めました。
オフィスに入ると目を疑う様な光景がありました。
講師同士が分からないところを楽しそうに教え合ったり、自分のオリジナルアプリを作ってそのアプリをどうすれば良くなるか議論していたんです。
僕が働いていたベンチャー会社ではそういったことは皆無でして、エンジニアはしーんとした部屋で分からないところは全て自分で調べていたので、人とコミュニケーションをとることも殆どありませんでした。
そういった経験をしているからなのでしょうか?
僕にとって分からないところをお互い教え合ったり、自分の作っているアプリを発表したり皆から積極的に意見をもらったりしている姿を見て感動し、衝撃的だったのを覚えています。
講師同士では横のつながりで教え合い皆が成長できるコミュニティになっていましたが、スクールの生徒に対しては自習型カリキュラムで勉強して、分からないところがあれば講師に質問して教えてもらう形でした。
生徒同士でも分からないところはお互い教え合ったり、自身の作ったオリアプのFBをし合えるようなプログラミングスクールにできればと思いましたが、スクールの方針上難しくできませんでした。
であれば、プログラミングを教えることが好きで何より横の繋がりで教え合うのが楽しかった体験から、僕が生徒同士で教え合ってお互いが成長できるプログラミングスクールを作りたいなと考え始めました。
フリーランスとして働き始める
簡単なアプリなら自身で作れる様になったところで、実際に自分で案件を貰ってプログラミングの仕事をしたいと思い、知人に簡単なホームページ作成の案件を紹介してもらいました。
この体験がフリーランスとしての初めての案件でフリーランスになるきっかけでもありました。
簡単な案件をこなしながら徐々にステップアップをしてアプリのAPIサーバーを作成したり、Webサービスを作成したり、某大学病院の管理画面を作成したり、今までで合計10個のアプリケーションを作成して経験を積みました。
携わった案件の中でエンジニアとして一番成長できたと実感したのは、株式会社マネーフォワードの人事労務系の自社サービスを開発したことです。
大きい会社で優秀なエンジニアが多いこともあって、本格的な開発現場で「開発の設計 → 実装 → テスト → 保守」の全てを学べて、エンジニアとして一番成長できた職場でした。
まだまだエンジニアとして一人前とはとても言えませんが、こんなWebサービスを作って欲しいと頼まれたら1人で全て作れる自信が持てるレベルにはなりました。
今ならあの時「ググレカス」と言われた理由も分かります。
働いていたベンチャー会社を恨んでいる気持ちは正直全くなく、むしろエンジニアの厳しさを教えてもらえたり、本当に優秀なエンジニアの人たちの中で開発できた事は今でも凄いプラスになっていて鍛えてもらえて感謝してます。
ただ会社が求めるレベルと自分のレベルがマッチしていなかっただけの話でして、自分にとって良い会社というのも自分のレベル次第で変わると思ってます。
プログラミング初心者がいきなりバリバリの開発会社に行ったことでこの様なミスマッチが起きた訳で、プログラミングは本当にステップバイステップが大事なんだと思います。
プログラミングを挫折する人が多いのも自分のレベルにあった適切なステップが踏めていないからだと思ってます。 僕は挫折を経験して、退職後にプログラミングスクールに通ってその事を実際に経験したので、プログラミングには適切なステップが大事だと声を大にして言いたいです。
プログラミングスクールの講師として働いた経験でどれだけ「ググレカス」と思われる様な簡単な内容であっても、それは受ける側の人間の技術レベルで「簡単」か「難しい」は変わるという事も教える側に立ってより理解できました。
「何を当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、プログラミングの講師を実際にしていた経験で自分に対しても教える相手に対してもそれを強く実感しました。
そんな講師の経験もあり、僕はベンチャー在職時に作りたいと考えていた「誰が見ても理解できるくらい分かり易く掘り下げたIT用語・プログラミング用語解説サイト」を作りたいという気持ちがどんどん強くなっていったんです。
Pikawakaリリース・株式会社Pikawakaを創業
エンジニアとして働きながらサイトを作るのは時間がかかり大変だったのですが、ようやくそのサイトが形になり始め、2019年の4月に公開できました。
それが今皆さんに見て頂いているサイト「Pikawaka」です。 Railsで作っています。
エンジニアとして働きながらサイトを作るのは時間がかかり大変だったのですが、ようやくそのサイトが形になり始め2019年の4月に公開できました。
そして2022年現在では記事の本数は約300本にまで増えました。ここまで記事を継続して書き続けられたのも多くの方から
「噛み砕かれたわかりやすさを追究した記事で分かりやすい。」
「困った時はいつも読んでいます、Railsが分かりやすくなりました。」
「どんな本よりもUdemy講座よりもわかりやすいです。おかげさまでWebエンジニアとして就職できました。」
といった嬉しい声を頂けたからです。
2022年2月2日には株式会社Pikawakaを創業しました。今まで個人で運営していたPikawakaを会社にすることで、これまで以上に分かり易い記事を増やし続けたいと考えております。
また以前から「生徒同士で教え合ってお互いが成長できるプログラミングスクール」を立ち上げたいと考えて準備しており、2022年10月1日に開校する予定です。
興味がある方はこちらに詳細を書いているので、良ければ見てください。
このサイトにかける想い
「Pikawaka」というネーミングには「ピカ!なるほど、分かった!」「ピカ1分かりやすい!」という2つの意味を込めています。
自身が他で調べても分からないメソッドにぶつかったり、現場で聞いた知らない単語をPikawakaで調べて、「ピカ!分かった!」「Pikawaka」となりPikawakaに来たら必ず理解できる!と思ってもらえるようなサイトにしたいと思ってます。
そう思ってもらえる様にするためにはもっと記事数を増やし、内容をさらに分かり易いモノにしないといけません。
今はまだ記事数も少なく分かり易く掘り下げられていない部分も沢山ありますが、僕の作りたい世界に共感して記事を書いてくれるライター達がいます。
今後はライターのみんなともっと記事数を増やしさらに分かり易く掘り下げ、「Pikawaka」に来たら必ず理解できる!と思われるITメディアを作れる様にみんなで頑張ります!
Pikawakaをこれからも宜しくお願いします!