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【お役立ち情報】 5つのスタイルから選ぶコーヒードリッパー8選

自宅でもカフェのようなコーヒーを楽しむために使う道具の定番”ドリッパー”を選ぶために5つのスタイルに分けて8点紹介します。テレワークに疲れてきた時は気分転換にドリップコーヒーを淹れてみてはいかがでしょうか。
全自動コーヒーメーカーで有名なデロンギ・ジャパン社の調査で、リモートワーク経験者は約4割が自宅でコーヒーを飲む頻度が増加と発表がありました。
リモートワークをしていると、同じ姿勢が続くだけでなく、コミュニケーションが制限され、気分転換が重要になってきますよね。
コンビニコーヒーやインスタントコーヒーなどで済ませていた人も自分で淹れてみると良い気分転換になるかもしれません。
なかなか外出ができない時にお家でカフェで飲むようなコーヒーを淹れてみませんか??
今回はカフェでもよく使われている抽出方法のドリップコーヒーを紹介します。
ドリップコーヒーとは
ドリッパーに挽いたコーヒー豆をセットし、上からお湯を注ぎコーヒーを抽出するコーヒーの総称です。
コーヒー豆をセットする時に紙のフィルターを使用するペーパードリップが主流です。
どんな種類があるのか解説していきます。
ドリップ用フィルターの種類
下記3種類がの代表的なフィルターの種類です。
- ペーパーフィルター
- 金属フィルター
- ネルフィルター
3種類について詳しく説明していきます。
ペーパーフィルター
手入れが簡単で最も親しまれているドリップ方法です。
名前のように紙のフィルターを使用してコーヒーを抽出します。
各ドリッパーの形状やサイズに応じて使用するペーパーフィルターがあるので
購入時には注意が必要です。
ペーパーフィルターには形状やサイズ以外にも下記2種類あります。
- ブラウン色のペーパーフィルター(画像のフィルターです)
- 漂白済みの白色のペーパーフィルター
ブラウン色のフィルターを使うとフィルターの匂い(パルプの様な匂い)がコーヒーに移ることがあるので競技会やお店では漂白済みの白いフィルターを使うことが多いです。
各ドリッパーの形状やサイズに応じて使用する専用のペーパーフィルターがあるので購入前に必ず確認してください。
金属フィルター
ゴールドやステンレスの素材でできたフィルターを総じて金属フィルターと呼ぶ事が
多いです。
メッシュ状になったフィルターの付いたドリッパーで、洗うことで何度も繰り返し使えます。
ペーパードリップとは違いコーヒーの油分も一緒に抽出されるので濃度が高くなりやすいです。
ネルフィルター
服のネルシャツなどで使われている生地を使った布製のフィルターです。
金属フィルターのように油分も一緒に抽出されますが微粉はカットされるのでペーパーフィルターと金属フィルターの中間のような濃度感のコーヒーが淹れれます。
ペーパーフィルターより丈夫なので沢山コーヒー豆を使う抽出に適しています。
喫茶店などではアイスコーヒーの大量仕込などに使われるコトが多いです。
ドリッパーの形状
ドリッパーにも様々な型があります。
大きく分けると以下2種類に分かれます。
- 円錐形
- 台形型
様々なメーカーがドリッパーを販売していますが今回は
- 底の形状(穴のサイズと数)
- リブの形状(ドリッパーの内側についている突起物)
2点に注目してドリッパーの違いを説明していきます。
底の形状(穴のサイズと数)
底の形状によってドリッパー内でのお湯の滞在時間が変わります。
穴の数は基本的に1個〜3個です。
円錐形 | 底に大きな1つ穴 |
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台形型 | Iラインの底にお湯が溜まります。穴の数はメーカーによって変わります。 |
リブの形状(ドリッパーの内側についている突起物)
ドリッパーとペーパーフィルターの間の空気の抜け道をつくる突起物をリブと呼びます。
抜け道から空気が抜けやすいとお湯が落ちやすくなり抽出時間が短くなりやすいです。
今回は、以下の5つのスタイルからおすすめのドリッパー8選を紹介します。
入門スタイル | とりあえずドリップに挑戦してみたい方におすすめ |
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SNS映えスタイル | せっかくドリップをするならSNSにも投稿したい方におすすめ |
こだわりスタイル | せっかくドリップをするなら抽出技術にもこだわりたい方におすすめ |
実用性重視スタイル | 日常的にドリップを楽しみたい方におすすめ |
個性派スタイル | こだわりツールでドリップしたい方におすすめ |
入門スタイル
ドリップしてみたいけどよくわからいとお悩みの方におすすめのドリッパーです。
まず、お家でドリップをしてみたいという方は「入門スタイル」のドリッパーを選びましょう!!
メリタ クリアフイルター 1×1
Melittaの1〜2杯用の台形型ドリッパーです。
フィルター | 台形型 |
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穴の数 | 1 |
穴のサイズ | 小さい |
リブ | ドリッパーのサイズによって少し長さが変わるのですが、縦にまっすぐなリブがついています。 |
オススメの焙煎度合い | 全部 |
「もっと手軽においしいコーヒーをいれて、最愛の夫に飲ませてあげたい。」をコンセプトにメリタさんが試行錯誤してペーパードリップの歴史を切り開きました。
昔ながらの台形ドリッパーですが、とても優秀かつコスパも高めのドリッパーです。
このドリッパーはしっかりと一度底で全てを溜め込んでからゆっくりと小さな1つの穴から落ちていきます。
一気にお湯を注いでもゆっくりこの小さな1つの穴から落ちていくため、抽出のブレがでにくいので気軽に淹れれます。
まさにメリタさんのコンセプト通りですね。
SNS映えスタイル
せっかくドリップをするならSNSにも投稿したい!!という方は「SNS映えスタイル」からドリッパーを選びましょう!!
origami オリガミドリッパー
ORIGAMIドリッパー(1〜2杯用)と木製専用ホルダーのセットです。
フィルター | 円錐形とウェーブフィルターに対応 |
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穴の数 | 1 |
穴のサイズ | 大きい |
リブ | 大きく20個の溝がついています。空気の通り道が大きくあるのでお湯が通過するのは早めです。 |
オススメの焙煎度合い | 浅煎り |
バリスタの競技会でも頻繁にみかけるようになったドリッパーです。
カラーバリエーションも16種類と豊富で個性的なルックスをしているので持ってるだけでもおしゃれです。
浅煎りコーヒーに特化した名古屋のコーヒーショップのTURUNK COFFEEさんが開発したドリッパーです。
キーコーヒー Noi クリスタルドリッパー
KEY COFFEE開発の円錐形ドリッパー(1〜2杯用)です。
フィルター | 円錐形 |
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穴の数 | 1 |
穴のサイズ | 大きい |
リブ | ひし形の形をした突起物が沢山ついているので少し空気は抜けにくいです。 |
オススメの焙煎度合い | 深煎り |
老舗コーヒー企業、キーコーヒー開発のドリッパーです。
名前の通りクリスタルのような形のリブがたくさんついています。
見た目は華やかですが、安価で入手できるのも魅力の1つです。
比較的空気が抜けにくいため、お湯とコーヒー豆が接する時間が長くなりやすいので深煎りがオススメです。
こだわりスタイル
せっかくドリップをするのであればSNS映えはもちろん、抽出技術にまでこだわっていきたい方は「こだわりスタイル」からドリッパーを選びましょう!!
カリタ ウェーブシリーズ ウェーブドリッパー 155
Kalita開発の新型ドリッパー (1〜2杯用)です。
フィルター | ウェーブフィルター(Kalita社開発のペーパーフィルターです) |
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穴の数 | 3 |
穴のサイズ | 小さめ |
リブ | 底に3方向に直線的なリブがついています。 |
オススメの焙煎度合い | 全部 |
波打った形状が特徴の「ウェーブフィルター」専用のドリッパーです。
ペーパーが波打った型で空気の通り道を作っています。
抽出のスピードをコントロールしやすいのでカフェでもよく使用されています。
新潟の伝統工芸の技術で作られた『Made in TSUBAME』のドリッパーもあります。
三洋産業 CAFEC フラワードリッパー
三洋産業開発の円錐形ドリッパー(1〜2杯用)です。
フィルター | 円錐形 |
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穴の数 | 1 |
穴のサイズ | 大きい |
リブ | 上記で紹介してきたドリッパーには突起した形であったリブを、このドリッパーは側面を彫り込む形でリブを整形しています。 |
オススメの焙煎度合い | 深煎り |
ドリッパー側面の彫り込みを上から覗いた時に花のようであることから命名されたドリッパーです。
お湯をかけると膨らむ深煎りのコーヒー豆との相性が抜群です。
深煎りでしっかりと膨らんだ時はリブをコーヒー豆の膨らみで覆ってしまい空気が抜けにくくなり、底の穴の大きさからは想像できないぐらいゆっくりと落ちてきます。
逆に浅煎りだとそこまでコーヒー豆が膨らまないので早く落ちます。
樹脂製以外にも有田焼の陶器製もあり、カラフルなのも魅力的です。
実用性重視スタイル
抽出技術にもこだわりたいけど、日常的にドリップしてコーヒーを楽しみたい方はコスパも考慮された「実用性重視スタイル」のドリッパーを選びましょう!!
ハリオ V60 01
HARIO開発の円錐形ドリッパー(1〜2杯用)です。
フィルター | 円錐形 |
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穴の数 | 1 |
穴のサイズ | 大きい |
リブ | 螺旋状(スパイラル)にリブがついています。 |
オススメの焙煎度合い | 浅煎り、中深煎り |
日本発のドリッパーで、世界中のカフェで使用されている定番ドリッパーです。
スーパーやドトールの店頭などでも販売しているので見かけたことがある人も多いのではないでしょうか??
- 販売されている場所が多い
- コスパも良いので購入しやすい
上記2点から実用性が最も高く、日常的に使いやすいドリッパーです。
樹脂製以外にもガラス製やステンレス製・陶器製など様々な素材の種類があります。
大きな穴とスパイラル状のリブでお湯の通過スピードは早めで、スッキリとしたコーヒーを気軽に飲みたい方にオススメです。
個性派スタイル
せっかくドリップツールを買うなら個性的なおしゃれなのがいい、できるだけ簡単に淹れたいなどの要望をお持ちの方は「個性派スタイル」からドリッパーを選びましょう!!
キントー SCS カラフェセット
KINTOのカラフェ付き円錐型ドリッパー(1〜2杯用)です。
フィルター | 円錐形 |
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穴の数 | 1 |
穴サイズ | 大きい |
リブ | 直線のリブがついています。 |
オススメの焙煎度合い | 浅煎り、中深煎り |
思わず写真に収めたくなる可愛らしいルックスのカラフェ付きドリッパーです。
フィルターもステンレスフィルタータイプとペーパーフィルタータイプの2種類あります。
こんなおしゃれなツールが似合う生活は憧れますよね!!
大きな穴とリブもしっかり全体についているので比較的抽出スピードは早めです。
CLEVERクレバーコーヒードリッパー Sサイズ
台湾生まれの台形型ドリッパー(1〜2杯用)です。
フィルター | 台形型 |
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穴の数 | 1 |
穴のサイズ | 狭い(パッキンがついています) |
リブ | 直線のリブがついています。 |
オススメの焙煎度合い | 全部 |
台湾で考案されたドリッパーです。
底にゴムの弁が搭載しておりお湯をドリッパー内に溜めることができ、クレバードリッパーをサーバーやコップに置くと弁が開きお湯が落ちます。
使い方はとても簡単でペーパーフィルターとコーヒー豆をセットしたあとは一気にお湯を注いで4分程度経てばコップの上にクレバードリッパーを置くだけで抽出完了です!!
人為的な抽出ブレが出にくい名前の通り”クレバー”なドリッパーです。
好みに合ったスタイルでドリッパーを選ぼう
今回は5つのスタイルから8種類のドリッパーの紹介をしてきました。
好みのコーヒーの探求はコーヒーを淹れる楽しさの醍醐味に1つです。
ですが、合わないスタイルで取り組もうとすると淹れることが負担になってしまいます。
継続してドリップコーヒーを楽しむためにも、今回の記事を参考にして自分のスタイルに合ったドリッパーを選んでみてください。
この記事のまとめ
- ドリップ用フィルターには主に3種類あるよ
- ドリッパーに合ったフィルターを選ぶ必要があるよ
- 自分にあったスタイルからドリッパーを選ぶと選びやすいよ
