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相互リンク営業とは?初心者でもできる被リンク獲得のコツ
相互リンク営業とは、お互いにリンクをしあう被リンクを増やすための方法だよ!
相互リンク営業とは、他のサイト運営者に自分のサイトへのリンクを貼ってもらうために、営業(依頼)を行うことです。単に「リンクを交換する」だけでなく、相手にメリットを伝えながら、自然な形でリンクを貼ってもらう活動を指します。
例えば、自分のサイトが相手のサイトにリンクを貼る代わりに、相手のサイトも自分のサイトにリンクを返すようお願いをする一連のやり取りが「相互リンク営業」です。
この記事では相互リンクについての解説と相互リンク営業の具体的なやり方について詳しく解説していきます。
相互リンクとは

相互リンクとは、お互いのサイトをリンクで紹介し合うことを言います。
リンクには他のサイトからリンクを貼ってもらう「被リンク」と、自分のサイトから相手サイトへリンクを貼る「発リンク」がありますが、SEOで重要とされているのは「被リンク」です。Googleは、他のサイトからリンクを貼られているページを「信頼されている」と判断し、検索順位の評価のひとつとしています。
そのため、相互リンクは被リンクを増やす手段として、多くの人に活用されてきました。
相互リンクがSEOに与える影響
相互リンクによって被リンクが増えることで、ドメイン評価が向上し、検索順位が上がる効果が期待できます。
特に、関連性の高いテーマのサイト同士でリンク貼り合う場合は自然な評価として扱われ、SEO効果を発揮しやすくなります。
ただし、無関係なサイト同士で大量に相互リンクを行うと、Googleにスパム行為とみなされるリスクもあります。
例えば、以下の様なケースは注意が必要です。
- 「相互リンク集」だけを目的としたページに登録する
- 関連性のないサイト(例:旅行サイトと不動産サイト)がリンクし合う
- 一方的なリンク交換依頼を大量送信する
これらは不自然なリンクとして評価され、場合によっては検索順位の下落やペナルティにつながることもあります。
今も相互リンクは有効
「相互リンクはもう古い」という声も聞こえますが、やり方次第で今でも十分有効です。Googleが問題視しているのは、「不自然なリンクのやり取り」であり、ユーザーにとって有益な紹介リンクであれば評価対象になります。
例えば次のようなケースは、自然で価値のある相互リンクとみなされます。
- 関連ジャンルの専門家同士がコラボ記事でお互いを紹介
- 同じ地域の店舗サイトが「おすすめ店紹介」としてリンクし合う
- 共通のテーマのメディア同士が記事内で相互に引用・参照
SEO目的だけでなく、読者のためになるリンクを意識すれば、相互リンクは今でも効果的な被リンクの獲得手法になります。
相互リンク営業のメリット・デメリット
この章では、相互リンク営業のメリットとデメリットについて解説します。
相互リンク営業のメリット
相互リンク営業には下記のようなメリットがあります。
1. 被リンクを獲得できる
相互リンク営業を行うことで、他サイトから自サイトへの被リンクが増え、Googleからの評価が向上します。特に、関連性の高いサイト同士のリンクは、自然な評価としてSEO的にも有効です。
2. アクセス増加が期待できる
相互リンクをすることで、相手サイトの読者がリンク経由で自分のサイトを訪れるため、新規ユーザーの獲得につながります。
3. 業界内での関係構築ができる
相互リンクの依頼をきっかけに、同じテーマやジャンルの運営者と信頼関係を築けることも大きなメリットです。今後の記事コラボや情報交換など、さまざまな協力関係に発展するかもしれません。
相互リンク営業のデメリット
相互リンク営業には以下のデメリットがあります。
1. 不自然なリンクはSEOに悪影響
関連性の低いサイト同士や、大量のリンク交換はGoogleにスパムとみなされるリスクがあります。ペナルティを受けると検索順位が大幅に下がる可能性があるので注意しましょう。
2. 作業に手間がかかる
相互リンク先を探し、依頼メールを作成し、リンク設置後に確認する作業は意外と手間がかかります。
効率化するために、管理ツールやメールテンプレートを活用すると良いでしょう。
3. リンクの価値が変動する
相手サイトが更新されなかったり、リンク切れになったりすると、リンクの価値は低下します。定期的に相互リンク先のサイトをチェックする様にしましょう。
相互リンク営業の前に準備すべきこと
相互リンク営業を始める前に、しっかりとした準備をしておくことが必要です。この章では、営業前に確認しておくべきポイントについて解説します。
1. 自サイトの価値を高める
相互リンクは交換なので、相手に対してメリットを提供できるサイトでなければ、なかなか承認してもらえません。以下のポイントを押さえて、自サイトの価値を高めましょう。
1.質の高いコンテンツの充実
・オリジナリティがあり、読者に価値を提供できる記事を用意
・目安は10〜20本程度の充実したコンテンツ
2.デザインと使いやすさの改善
・清潔感のあるデザインで信頼感を演出
・スマホでも見やすいレスポンシブ
3.定期的な更新
・最終更新日が何年も前だと運営が止まっていると判断される
・定期的に記事を追加・更新し、アクティブなサイトであることを示す
2. 相互リンクページの作成
営業をスムーズに進めるために相手サイトを紹介できるページを用意しておくと効率的です。
ただし、Googleは「リンクだけを羅列したページ」を低品質と判断するため、単なるリンク集ページは避けましょう。
以下が理想的な構成例です。
- ページタイトルを「おすすめサイト紹介」や「関連サービス一覧」などにする
- 各サイトに50〜100文字程度の紹介文を添える
- 「なぜこのサイトを紹介するのか」を明記する
3. 営業先リストを作る

営業する相手を明確にしておくと、効率的にアプローチできます。
リスト作成時は、以下の基準で選定しましょう。
1.関連性の高いジャンル
- 自サイトとテーマ・読者層が近いサイトを選ぶ
- 無関係なサイトとのリンクはSEO効果が薄く、逆効果になることも
2.ドメインパワーの確認
- Ahrefsのようなツールを使いドメインパワーを調査
- 自サイトと同様、または少し上のレベルのサイトが理想
3.避けるべきサイトとの特徴
- 明らかなスパムサイト
- 更新が長時間止まっているサイト
- 大量の広告で内容が薄いサイト
- ドメインパワーが低いサイト
相互リンク営業メールの書き方

相互リンク営業で最も重要なのが、最初に送るメールです。
メールの印象で「誠実な依頼」と受け取られるか、「営業色が強い」と思われるかが決まります。
この章では、成功率を上げるためのポイントと、実際に使えるメールテンプレートを紹介します。
1. 相互リンク営業メールの基本構成
相互リンク依頼メールは、以下の流れで書くと自然で丁寧な印象になります。
- 【挨拶】自分の名前・サイト名を簡潔に伝える
- 【共通点】相手サイトを見た感想や共通テーマを伝える
- 【提案】相互リンクの提案内容を明確に伝える
- 【メリット】相手にとっての利点を示す
- 【締め】丁寧な言葉で締める
2. 書き方のポイント
メールの書き方にもポイントがあります。以下の点に注意しましょう。
相手サイトをしっかり見た上で書く
テンプレートそのままではなく、相手サイトのテーマや記事内容を一言でもいいので触れましょう。
例えば「〇〇に関する記事を拝見し、とても参考になりました。」などです。
相手にメリットを提示する
「こちらのサイトにもリンクを貼ります」だけでは不十分です。
「関連情報としてご紹介したい」「お互いの読者にとって有益だと思いました」といった、読者視点のメリットを伝えると効果的です。
営業感を抑える
ビジネスメールのように堅すぎず、丁寧だけど柔らかい文体を心がけましょう。
押し売りのような印象を与えないことが大切です。
3. 相互リンク営業メールのテンプレート
具体的にどの様な内容にしたら良いか、わからない人もいると思いますので、テンプレートの一例をご紹介いたします。
相互リンク依頼メール
〇〇(相手のサイト名)運営者様
突然のご連絡失礼いたします。
〇〇(自分のサイト名)を運営しております、〇〇(自分の名前)と申します。
貴サイトを拝見し、△△に関する情報が非常に充実しており、
特に「□□□」という記事は大変勉強になりました。
私は〇〇に関する情報を発信しているサイトを運営しており、
貴サイトと読者層が近いと感じております。
つきましては、相互リンクをお願いできないかとご連絡させていただきました。
お互いのサイトにリンクを設置することで、双方の読者に有益な情報を提供できると考えております。
もしご興味をお持ちいただけましたら、
貴サイトのリンク情報(サイト名、URL、紹介文)を
お送りいただけますと幸いです。
当方のリンク情報は以下の通りです。
───────────────
サイト名:〇〇
URL:https://example.com
紹介文:△△に関する最新情報を発信しているサイトです。
───────────────
ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。
相互リンクOKの返信が来たら自サイトから相手サイトへリンクを貼りましょう。
そして感謝と相互リンク設置が完了したと報告するメールを送ります。
その際、相手が希望するリンクも確認しておくと良いでしょう。
相互リンク返答メール
○○○○ 様
このたびは、相互リンクのご承諾をいただき、誠にありがとうございます。
さっそく、当サイト「□□メディア」内の以下ページに貴サイトへのリンクを設置いたしました。
【設置ページ】
https://example.com/link
(リンクテキスト例:「○○○○」)
つきましては、貴サイトにどのページから、どのテキストで当サイトのリンクを設置いただくか、教えていただけますでしょうか。
例:記事タイトル「△△について」の本文中に「□□メディア」としてリンク
リンク設置後、またご連絡いただけますと幸いです。
今後ともお互いの読者にとって有益な情報提供を目指し、良い関係を築いていければと思っております。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
相手からリンクの設置が完了したというメールが届いたら、再び感謝のメールを送りましょう。
相互リンク完了メール
○○○○ 様
このたびは、当サイトへのリンク設置対応をいただき、誠にありがとうございます。
リンクの確認が取れましたのでご報告いたします。
今後とも、お互いのサイトを通じて読者に有益な情報を提供していければ幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。
相互リンク後の管理と効果測定
相互リンクは設置して終わりではありません。
効果を最大化し、リスクを最小限にするには「定期的な管理」と「効果測定」が必要です。
この章では、実際に行うべき管理方法とチェックポイントを解説します。
1. リンクが消えていないかを定期的に確認する

相互リンクをお願いした相手のサイトが、ある日突然リンクを削除してしまう場合があります。
また、相手のサイト自体が閉鎖されている場合もあります。
そのため、3〜6ヶ月に1回はリンクの確認をするようにしましょう。
そのために相互リンクをしているサイトをスプレッドシートなどにまとめておくと便利です。
2. 効果測定
相互リンクの目的は「被リンクを得ることでSEOを強化する」ことですが、実際に効果が出ているかを数値で確認することが大切です。
以下の2つの観点で確認してみましょう。
ドメインパワー
ドメインパワーが上がることで、検索順位も上がります。そのために、月に1回ぐらいの頻度でahrefsなどのツールを使い、自サイトのドメインパワーを確認しておきましょう。
アクセス解析
Google Analytics(GA4)やSearch Consoleで、自サイトへのアクセスが増えているかを確認しましょう。その時、相互リンク元サイトからどのくらい流入があるかも調べておくと良いでしょう。これも月に1回ほどの頻度で構いません。
まとめ
相互リンク営業は被リンクを増やすための効果的な施策です。
相手サイトとリンクの交換をすることになるので、相手側に「リンクをしてもいい」と思われるような、高品質なサイトを作成するよう心がけましょう。
また、相互リンクしてもらった後も、リンクが切れていないか、また相互リンクによってどれくらい効果が出ているかを確認する作業も大切です。
ぜひ、この記事を参考に、相互リンク営業にチャレンジしてみてください。
この記事のまとめ
- 相互リンクとは、お互いにリンクをすることで被リンクを増やす方法です
- 定期的なリンクチェックと効果測定でSEOリスクを防ぎましょう
- 相手との信頼関係を大切にし、長期的な価値を生みましょう