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逆画像検索で無断使用を被リンクに変える完全ガイド
逆画像検索とは、被リンクをもらうためのテクニックの一つだよ!
被リンクを獲得する方法のひとつに、「逆画像検索」があります。
これは、自分のサイトで公開したオリジナル画像が、他のサイトで無断で使われていないかを調べ、発見した際に連絡を取ってリンクを設置してもらうというものです。
この記事では自然な被リンクを獲得できる方法として、「逆画像検索」について解説いたします。
逆画像検索とは
逆画像検索とは、画像そのものをもとにして自分で作成した画像が「どこで使われているか」を検索できる仕組みです。通常の検索はキーワードを入力しますが、逆画像検索では画像をアップロードすることで類似画像や同一画像が掲載されているサイトを探すことができます。
SEOの観点から見ると、逆画像検索を使えば「自分の画像を使っているのにリンクを貼っていないサイト」を見つけ出し、被リンクの候補先として活用することができます。
代表的な逆画像検索ツール
逆画像検索は無料で使えるツールがあります。この章では代表的なものを3つ紹介いたします。
Google画像検索
最も有名な画像検索です。検索バーのカメラアイコンをクリックすることで使用することができます。

クリックすると画像をアップロード、またはURLを貼り付けるだけで、同じ画像を使用しているページが表示されます。Googleがクロールしている範囲が広いので、国内外の多くのサイトを幅広くカバーすることができます。

Bing画像検索
Bingはマイクロソフトが提供する検索エンジンです。海外のサイトや英語圏での利用状況を調べる際に役立ちます。特に自社サービスを海外向けに展開している場合は、有効な調査ツールです。Googleの画像検索同様、カメラアイコンをクリックし、画像をアップロード、もしくはURLを貼り付けて検索します。

※ フリー素材を例に使用しています
TinEye
TinEyeは古い画像や一部を切り取って扱われている画像の検索に強いツールです。
無料プランでも使うことができ、過去の使用履歴まで確認できるのが特徴です。

※ フリー素材を例に使用しています
TinEyeの優れた点は、検索結果を様々な方法でソートできることです。最も一致度が高い順、最も変更されている順、最も大きいサイズ順、最新順、最古順などで並び替えられます。特に「最古」でソートすると、最初に画像を使用したサイトを特定できるため、元々の出典を明らかにするのに役立ちます。
逆画像検索で被リンク候補を見つけてみよう
この章では、実際に被リンク候補を見つけるまでの流れを解説します。
1. オリジナル画像を選ぶ
まず、自分のサイトで使っている画像の中から、自作のグラフや図解などの画像を選びます。できるだけ高品質な画像を選ぶと良いでしょう。
2. Google画像検索を使用
先ほど紹介したGoogle画像検索を開き、カメラアイコンをクリックします。
1で選んだ画像をドラッグ&ドロップ、または画像のURLを入力し、検索をします。
3. 検索結果から他サイトを特定
検索結果に、自分のサイト以外で同じ画像を使っているサイトがあればURLをメモしておきます。
4. 画像の中の使われ方を確認
記事の中で自分の画像がどのように使われているかをチェックし、出典やリンクが付いていない場合は被リンク依頼の対象です。
リンクを依頼するアプローチ方法
ここが最も重要なステップです。連絡の仕方ひとつで、被リンク獲得の成功率は50%から90%まで大きく変わります。
多くの人が犯しがちなのは、「著作権侵害です」と高圧的に出てしまうことです。たとえば、「無断で使用されています。すぐに削除してください。」「著作権侵害です。法的措置を検討します。」といった態度は、相手に防御的な印象を与え、関係を悪化させてしまいます。最悪の場合、画像を削除されてリンク獲得のチャンスそのものを失うこともあります。
正しいアプローチは、友好的で協力的なトーンです。たとえば、「記事で弊社の画像をご紹介いただき、ありがとうございます。」「素敵な記事ですね。画像をご活用いただけて嬉しいです。」「引き続きご使用いただけますので、出典リンクをご検討ください。」といった表現を使うことで、相手に安心感を与え、自然にリンクを設置してもらいやすくなります。
メールテンプレート例
では実際にどのようなメールを送れば良いか、メール例を紹介いたします。
○○様
はじめまして。○○(自分のサイト名)を運営しております○○と申します。
貴サイトにて、当サイトで制作した画像(https://example.com/〜)をご利用いただいていることを拝見しました。
ご紹介いただき、誠にありがとうございます。
もし可能でしたら、出典として以下のリンクを記載いただけますと幸いです。
▼出典リンク:https://example.com/〜
今後ともよろしくお願いいたします。
このテンプレートのポイントは、感謝の気持ちから始めること、具体的な記事を特定していること、使用を許可していること、リンク設置のメリットを説明していること、そして柔らかい依頼表現を使うことです。決して高圧的な表現にならないよう注意しましょう。
確かに自分が「勝手に使ってるので訴えるぞ!」と言われたら、画像削除しちゃうよね。。
そうだね、柔らかい表現であれば自分も安心するし、無断引用しているという負い目もあるので、被リンクしてもらいやすくもなるね!
被リンク回収に適した画像
被リンクを獲得しやすい画像には、いくつかの共通する特徴があります。この章ではどのような画像が引用されやすいかを解説します。
1. データ・統計の視覚化

記事の信憑性を高めるために引用されやすく、ブログやメディアが頻繁に引用してくれる可能性があります。以下のような画像が効果的です。
・インフォグラフィック
・統計データのグラフ・チャート
・調査結果の図解
・市場データの可視化
・比較表
2. オリジナルの図解・説明画像

独自性が高く、代替が難しいため、記事の質を高める素材として需要があります。
・フローチャート
・概念図・構造図
・Before/After比較画像
・ツールの使い方スクリーンショット
3. 製品・サービスのビュジュアル

レビュー記事や企画記事で使われやすいため、以下のような画像は効果的です。
・製品の高品質な写真
・サービス画面のスクリーンショット
・UI/UXのモックアップ
要点としては「オリジナルで情報価値があり、他の人が引用したくなる画像」を作ることが、被リンク回収に最も適していると言えるでしょう。
高品質な画像を作成するのは、引用されやすくなるという点だけでなく、記事そのものの価値も上がるので、ぜひ意識して画像を作成する習慣をつけましょう。
注意点とマナー
逆画像検索を使う際には、マナーが大切になります。
まずは前提として、画像の無断使用を見つけたとしても、相手が悪意を持っているとは限りません。
そのため、連絡を取る際には決して強い言葉で責めるのではなく、「ご利用ありがとうございます」「出典を明記していただけると助かります」と言った感謝とお願いの姿勢を示すことが大切になってきます。
まとめ
逆画像検索は「盗用チェック」だけでなく「被リンクチャンスの発見ツール」としても非常に有効です。引用してもらえるような高品質の画像を作成すれば、定期的に検索して出典リンクを依頼することで、自然で安全な被リンクを増やすことができます。
SEOでは、無理なリンク構築よりも「他者から信頼されるコンテンツ作り」が重要です。
その信頼を可視化する手段として、逆画像検索を有効に活用してみましょう。
この記事のまとめ
- 逆画像検索は、自作画像の「無断使用チェック」だけでなく、「自然な被リンク獲得のチャンス発見」にも活用できる。
- 出典リンクの依頼は、感謝と丁寧な姿勢で行うことで、トラブルを避けつつ信頼関係を築ける。
- 画像を資産として定期的に検索・管理し、継続的なSEO強化につなげることが重要。