Zero-Shotプロンプティング
Zero-Shotプロンプティングは、事前に何も情報を与えずに質問のみを送るプロンプト技術です。
例
- プロンプト
日本で一番高い山は?
- AIの回答
日本で一番高い山は、富士山です。富士山の標高は3,776メートルで、日本の象徴的な山として知られています。富士山は静岡県と山梨県にまたがっており、その美しい円錐形の姿から多くの観光客や登山者に人気があります。
この例では、日本の山について一切情報を学習させていない状態で回答を生成しています。ユーザーからの質問をプロンプトとして受け取り、その質問内容に基づいて事前に学習したデータから適切な回答を作成することは、Zero-Shotプロンプティングの原理を活用しています。
Zero-Shotプロンプティングが可能なのは、AI(特に大規模な言語モデル)が多くのテキストデータから言語の一般的なパターンや意味、文脈を学習しているためです。これにより、特定のタスクや質問を事前に経験していなくても、ある程度の予測を立てて回答を生成することができます。
実際、ユーザーの質問のほとんどはZero-Shotプロンプティングに該当します。
メリット
情報や例を事前に与えないため、プロンプトの作成は簡単でシンプルになります。そのため、初心者でも簡単にAIに質問を投げかけることができます。
デメリット
具体的な例がないことから、あいまいな質問には期待した回答が得られないこともあります。また、専門的な言葉や特別な状況をしっかり理解できないことがあり、その結果、間違った答えを出すこともあります。このため、重要な書類を作成する際などは注意が必要です。
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