【Ruby】プログラミング言語のRubyについて徹底解説

Rubyとは、まつもとゆきひろ氏により開発されたプログラミング言語の一つです。他の言語に比べて簡潔に楽しくコードが書けることからプログラミング初心者にとって学びやすい言語の一つです。
Rubyは日本人のまつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語です。
名前の由来は宝石の「ルビー」から来ていて、当時のまつもと氏の会社の同僚が7月生まれで、7月の誕生石がルビーだったことから名付けられました。
他の言語に比べて簡潔に書くことができるので、プログラミング初心者にとって非常に学習がしやすい言語と言えるでしょう。
また日本人が開発した言語ということもあって日本語での記事がとても多く、この点でも学習がしやすい言語と言えるでしょう。
Rubyについて
この章では、Rubyが使われているサイトやRubyの特徴などを1つ1つ解説します。
Rubyで作られたサイト
Rubyはwebアプリを作成するのに適した言語です。
Rubyで作られたサイトをご紹介します。
価格.com
誰もが使ったことがあろう価格比較サイトです。
クックパッド
国内最大級のレシピサイトです。
GitHub
エンジニアであれば誰もが使うであろうサービスです。
Gunosy
有名なキュレーションサイトです。
食べログ
日本最大級の口コミサイトです。
このようにRubyは様々なサイトで利用されています。
Rubyの特徴
他のプログラミング言語と比較してRubyにはどういった特徴があるのかみていきましょう。
記述量が少なくて済む
Rubyは非常に簡潔にコードを書くことができます。
それは他のプログラミング言語で書かなければいけない部分を省略して書けるためです。
例えばjavaという言語で「hello world」と表示するには5行のコードが必要ですが、Rubyだとたった1行で書くことができたりします。
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public class SayHello {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("hello,world");
}
}
上のコードをRubyで書くと下記のコードになります。
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puts "hello,world"
どちらが簡単に書けるか一目瞭然ですね。
オブジェクト指向の言語である
Rubyは全てのものをオブジェクトとして管理します。
オブジェクトとは何かというと「もの」です。
この「もの」を組み立ててコンピュータに指示を出す言語をオブジェクト指向プログラミング言語と言います。
オブジェクト指向プログラミング言語はコードの使い回しができたり、コードの管理がしやすいなどといったメリットがあります。
Rubyのメリット
前述した通りRubyは記述がすごいシンプルなので記述する量も少なくてすみ、とても読みやすいというメリットがあります。
記述量が少ないということは修正するときも手間がかからずにすみますし、開発時間もそれだけ短くなるので、開発効率も上がります。
また上で紹介した通りオブジェクト指向プログラミング言語のメリットもあります。
Rubyのデメリット
Rubyはインタプリタ方式の言語であるため実行速度が遅いというデメリットがあります。
インタプリタ方式とはコードを1行ずつ機械語に翻訳して実行する方式のことです。
それに対してコンパイル方式は全てのコードを一度に翻訳してから実行する方式のことを言います。
1行ずつ翻訳して実行するのでそれだけ動作が遅くなるというわけです。
また色々省略してコードが書けるため、とても自由に書ける反面、同じ処理をするプログラミングでも人によって書き方が異なってしまうというデメリットもあります。
Rubyで何ができるか
Rubyを覚えると何ができるようになるでしょうか?
webアプリケーション
Rubyを覚えると先ほど紹介したようなwebアプリケーションを作成することができるようになります。
Rubyだけでも作成することはできますが、Ruby on Railsのようなフレームワークを使うとかなり効率よくアプリ開発ができます。
ちなみにPikawakaもRuby on Railsを使って作成しています。
ブログ
webアプリケーションの一つになりますが、自分でオリジナルのブログを作成することもできます。
無料で使えるブログもありますが、自作をすれば自分が好きなようにカスタマイズすることもでき、自由度もアップすることでしょう。
SNS
Rubyのフレームワークを使えば簡単に会員登録機能を持ったサイトも作成できるので、SNS的なサイトも作成することができます。
Twitterも昔はRuby on Railsを使って作られていました。
スクレイピング
特定のサイトの情報を自動で取得することをスクレイピングと言います。
Rubyでプログラミングすることにより、例えば株価が掲載されているサイトから自分が見たい銘柄だけ収集して自分のサイトに掲載させたりすることもできます。
翻訳アプリと連携させれば海外のサイトを1日1回スクレイピングしデータを取得し、そのデータを翻訳して表示させたりすることもできます。
RubyKaigi
Rubyでは2006年から毎年RubyKaigiが開催されています。
RubyKaigiでは、Rubyの作者であるまつもとゆきひろ氏の講演や、国内・海外から多くのRuby Communityの人が参加しセッションが行われます。
3日間に渡って行われ、1日に1,000人ほどが参加しています。
日本だけでなく世界中から集まるとても人気のイベントで、社会人から学生まで幅広い層が参加しています。
Rubyの需要
Ruby、Ruby on Railsをマスターすると月50〜100万円越えの案件を取ってくることも可能です。
特にスタートアップ企業はRailsを使って開発をしている場合が多く、人材も不足しています。
他の言語と比較してもRubyは高い水準にあります。
このようにRubyを覚えると様々なことができるようになります。
javaやphpでも同じようなことができますが、初心者が学ぶにはハードルが高いのでまずはRubyでプログラミングの概念を覚えてから他の言語を勉強すると挫折せずにマスターできるでしょう。
ぜひPikawakaを利用してRubyとRuby on Railsの使い方をマスターしてください!
この記事のまとめ
- まつもとゆきひろ氏により開発されたプログラミング言語の一つ
- 簡潔に楽しくコードを書くことができる
- フレームワークを使うと効率よく、簡単にアプリを作成できる
