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【お役立ち情報】 卒業生のオリジナルWebアプリ紹介:Janreco(麻雀対局成績記録サービス)
Janreco(じゃんれこ)はPikawaka Class卒業生の坂本さんが作成した「手軽に麻雀対局の成績を記録できるサービス」です。麻雀が好きな坂本さんは、遊びながら成績を振り返りたいという個人的なニーズからこのサービスを発案。他の成績記録サービスとは一線を画すユニークな機能や使い勝手の良さを追求し、デザインにもこだわり開発しました。サービスリリースからわずか2ヶ月で利用者数が150名を突破しており、プログラミング学習者やこれからサービスを開発しようと考えている方々にとって、大きなヒントとなるでしょう。
麻雀対局の成績を手軽に記録できるサービス
坂本さん、早速ですが「Janreco(じゃんれこ)」について教えていただけますか?
もちろんです。Janrecoは、「麻雀の対局成績を手軽に記録できるサービス」です。四人麻雀も三人麻雀も対応しており、さらにチップの管理も可能になっています。
ログイン後のトップページ
坂本さんは麻雀で遊ぶようになってから、過去の対局成績を振り返りたいと考えていました。しかし、使いやすい麻雀成績記録サービスが見つからなかったので「自分で作ってみよう」と思い立ったそうです。
また、いつも同じ仲間と麻雀をしている中で、「成績を記録して競い合いたいね」という話をよくしていたことも、新しいサービスを考えるきっかけになったそうです。
坂本さんの「こんなサービスがあればいいのに」という願いから生まれたのが、今回ご紹介する「Janreco」です。麻雀をもっと楽しめるように、そして成績を手軽に管理できるようにという思いを形にしたサービスです。
操作は非常にシンプルで、わずか4つのステップで完了します!(サービスへ)
すぐに成績が登録できると、次の試合にもスムーズに進めるから、使い心地がとても良さそうだね!
「Janreco」には、ユーザーにとって魅力的な3つの特徴があるんだよ!
まずは「成績登録」機能を紹介します。
プレイヤーとルールを選択した後、得点を入力するだけでルールに基づいたポイントが自動で計算されます。これにより、面倒なポイント計算の手間が省けます。
得点入力後のポイント自動計算の様子
次に「リーグ戦」機能です。
これは、麻雀プロリーグ「Mリーグ」のように、一定期間にわたって固定のプレイヤーとルールで成績を競う際に非常に役立ちます。対局成績をリーグ戦として記録することで、順位表や成績推移グラフを確認することができます。
リーグ戦の順位表や成績推移グラフ
麻雀の成績を記録するサービスは他にもありますが、リーグ戦形式で成績をまとめ、順位表や成績推移を確認できるサービスは他にはないんです。自分を含め、よく同じメンバーで麻雀を楽しむ人たちにとって、麻雀をさらに楽しむことができると思います!
最後に「ルール登録」機能です。
持ち点、返し点、ウマなどの基本ルールはもちろん、点数計算方法(五捨六入など)やチップの有無といった、麻雀のさまざまなプレイスタイルに対応したルール設定が行えます。
麻雀のルールの多様性をサービスに反映
麻雀中にサービスを利用する際には、スマートフォンで記録されますよね。
他の麻雀成績記録サービスは、スマートフォン対応のデザインが不十分なことが多いんだそうです。しかし、「Janreco」ではレスポンシブ対応とデザインには、かなり力を入れ、使いやすさを重視しているとのことです!
スマートフォンでの操作の様子
現在の配色やレイアウトは、Pikawaka Classのデザイナーレビューで意見いただいたものをベースに作られています。デザインに力を入れたかったので、デザイナーの方のアドバイスは本当にありがたかったです!
「Janreco」では、ユーザーが使う場面を考慮したレスポンシブデザインを採用していて、その細やかな配慮が素晴らしいですね!
実運用をするつもりで企画練り込み
最初から今回の「Janreco」のようなサービスを作ろうと考えられていたのですか?
実は、「Janreco」に辿り着くまでに他のサービス案も検討していましたが、Pikawaka Classでの企画立案や市場調査を進めるうちに、すでに市場には競合するサービスが多数あることが分かりました。
なるほど!企画の時点でしっかりとリサーチを行ったおかげで、市場のニーズや競合状況が明確に見えてきたんですね!
坂本さんは、受講中に開発するオリジナルWebアプリケーションを実際に運営することを目標にしており、その目標達成のためにアイデアをじっくりと練っていたそうです。
その過程で、坂本さんは麻雀をプレイしながら成績を記録し、後で振り返りたいという自身のニーズに気づきました。
使いやすく便利なサービスを探していましたが、理想に合うものが見つからなかったため、「Janreco」の開発を決めたそうです。
Pikawaka ClassのオリジナルWebアプリケーション開発は、企画のアイディア出しからサポートがあるため、初心者でも安心して取り組むことができるよ!
ユーザー目線で考える!使いやすさへのこだわり
坂本さん、Janrecoを開発するにあたり、他のサービスとの違いを意識した点は何ですか?
通常、麻雀では成績を紙の成績表に手書きで記録しますが、他のサービスでは紙で書くよりも、成績登録に時間がかかりすぎたり、成績を記録者のスマホでしか確認できないなどの問題がありました。
このような経験から「Janreco」では、紙での成績記録と同じくらい簡単で迅速に成績を記録できるように様々な工夫をしました!
例えば、自動ポイント計算機能を導入して、ゲーム終了時の最終得点からポイントを計算できるようにしました。また、入力のサポートとして、残り点をリアルタイムで表示する機能も追加しました。
得点入力後のポイント自動計算の様子
他にも、成績表に共有リンクを実装して、記録者以外も成績表にアクセスできるように工夫されていますよね。
他の麻雀成績記録サービスでは、プレイヤー全員がユーザー登録しなければ成績を確認できないことが一般的とのことです。
しかし、「Janreco」では、記録者1人がユーザー登録を行うだけで、他のプレイヤーと成績を共有できるように設計されています。
これなら、皆が成績表を確認しながら麻雀をより楽しめますね!
さらに、記録をつけてもらったプレイヤーが後からユーザー登録を希望する場面を想定して、アカウント招待機能を導入し、これまでの成績を引き継ぎつつ、新たにユーザー登録ができるとのことです。
坂本さんは、「Janreco」のサービス利用前後で成績記録に対する体験が変わらないように、ユーザー中心の開発を心掛けていたんだね!
麻雀ルールに合わせた自動計算とChart.jsへの挑戦
坂本さん、実装で特に苦労されたところはありますか?
麻雀の多様な遊び方に対応する成績記録機能の実装ですね...。麻雀には標準的なルールがなく、多くのオプションルールが存在します。プレイヤー数も固定ではなく、通常は3人から4人で遊びます。
成績登録時の入力補助として、ポイントの自動計算機能を導入しましたが、前述したルールの複雑さを考慮した計算式の実装には、特に苦労しました。
それは本当に大変そうですね。麻雀のルールの多様性をサービスに反映させることは、かなりの労力が必要だったと想像できます。
具体的には、どのようなアプローチを取って、多様なルールを考慮した自動計算式を実現したのですか?
想定可能なルールのパターンを全て洗い出して、それに基づいてテストを何度も実施しました!
テストを何度も繰り返して、細部にわたって検証するというのは、使い勝手を重視する上で非常に重要な作業ですね。
他にも坂本さんは、サービス開発に必要な技術を見極め、chart.jsを使用したグラフ実装に自主的に挑戦していたそうです。ドキュメントを参照し、オリジナルアプリケーション開発の開始前には練習用のグラフを作成しており、実際の実装時に時間がかからないようにしていたそうです。
Pikawaka Classの講師である現役エンジニアの宮嶋さんからのレビューが非常に役立ちました。自分では気づけなかったバグの指摘や、より効率的な実装方法の提案をしていただき、大きな助けとなりました。
「あったらいいな」と思ったサービスを実現できた喜び
坂本さん、「Janreco」を企画から開発、そして運用に至るまで、全ての工程を経験してみていかがでしたか?
自分が頭の中でイメージしたあったらいいなと思うものを自分で企画・開発してリリースすることができて、とても嬉しいです。原因不明のエラーに悩まされたり、自分のイメージを実装する方法が分からず諦めかけたこともありましたが、少しづつでも自分のイメージが形になっていく過程はとても楽しかったですし、良い経験になりました!
やはり、企画から実装、そしてリリースに至るまでの過程は、何物にも代えがたい経験ですね。坂本さんの「Janreco」プロジェクトに携われて、運営一同とても嬉しく思います...!
「Janreco」の今後の展望があればぜひ教えてください!
「Janreco」では、今後さらに機能を拡張する予定です。具体的には、個人成績情報(チップ獲得枚数、飛び率、プレイヤー間の勝率など)の追加や、4人以上でのリーグ戦機能の実装を計画しています!
それは楽しみですね!
個人成績の詳細情報や拡張されたリーグ戦機能は、ユーザーにとってさらに魅力的な機能になりそうです。今後の「Janreco」の発展が待ち遠しいですね!
坂本さん、PikawakaClassの卒業生コミュニティに参加されていると伺いました。MVPリリースまでの過程で、コミュニティから得られた何か役立つ情報やサポートはありましたか?
卒業生コミュニティでのLT会や外部講師の講演内容は、自分のオリアプを見直す良い機会になりました。特にDB処理速度改善などは自分で意識できていなかった点だったので、すぐにオリアプにも活用できました。
他にも、セキュリティに対して意識して実装できていない不安感があったため、セキュリティチェックでいただいたフィードバックを取り込み、不安を取り除けた状態でリリースできるのはとても心強いです!
卒業生コミュニティでの外部講師の講演
(オブジェクト指向UIを用いて自身の運営するオリジナルWebアプリケーションのUI/UX改善について)
MVPリリースは正式リリースですから、ユーザーが安心して利用できるよう、個人情報などを安全に管理することが非常に重要ですよね。
最後にオリジナルWebアプリケーション制作を目指す方へのアドバイスやメッセージをお願いします!
企画から開発、運用まで自分ひとりで完遂することは簡単なことではないですが、一緒に学んだPikawaka Classの仲間と講師の宮嶋さんのおかげで、オリアプのMVPリリースまで達成することができました!
オリアプ制作で大切なのは、モチベーションです。できるできないではなくて、モチベーションさえあればゆっくりでも形になっていくと思います。そのためにも、「自分が現在進行形で困っている」ことや「ちょっと不便だな」と思っていることをテーマとした方が良いと思います!応援してます!
坂本さんのMVPリリースに至ったご経験や、モチベーションを持続させることの重要性についてのアドバイスも、多くの方にとって大きな励みになると思います!モチベーションを維持し続けることの重要性に関するご助言は、本当に共感できました。
坂本さん、本日は貴重な話を共有していただき、ありがとうございました!
今後の「Janreco」の成長も楽しみにしております!