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更新日:

GitHubのMCPサーバーを使い、生成AIと連携させよう

ぴっかちゃん
ぴっかちゃん

GitHubのMCPサーバーを使うとGitHubのリポジトリに生成AIがアクセスすることができるよ!

この記事ではGitHubのMCPサーバーを使い、生成AIが自分のGitHubにアクセスする方法を詳しく解説します。

MCPとは

MCPとは「Model Context Protocol」の略で、生成AIが他のサービスと連携するための共通のルールです。
詳しくはこちらの記事を参照してください。

GitHub MCPサーバーのインストール

以下のコマンドでGitHubのMCPサーバーをインストールします。

ターミナル
1
npm install -g @modelcontextprotocol/server-github

GitHubの設定

まずはGitHubでの設定から行います。MCPサーバーと連携するにはGitHub Personal Access Tokenが必要になります。
GitHub Personal Access Tokenのページでトークンを作成します。

「Token name」には「このトークンは何に使うか」を自分で識別するための名前を入力しておきましょう。例えば「Claude-MCP-GitHub」のようなわかりやすい名前が良いでしょう。「Expiration」はトークンの有効期限の設定です。30日 / 60日 / 90日のような短めを選んでおくと安全です。

トークンの作成

下へスクロールするとリポジトリへのアクセスの選択と権限の設定が表示されます。「All repositories」で、すべてのリポジトリにアクセス可能にするか、「Only select repositories」で選択したリポジトリのみアクセス可能するか選びます。最後に「Permissions」でアクセス可能な権限を付与します。今回は「Issues」と「Pull request」を「Read and write」で設定しました。これでリポジトリのイシューとプルリクエストにAIがアクセスできるようになります。

露ポジトリの設定

最後に左下の「Generate token」をクリックします。
すると確認のモーダルが表示されるので、「Generate token」をクリックします。

確認モーダル

すると作成したトークンを確認することができます。

トークンの確認

Claude Desktopの設定

次にClaude Desktop側の設定を行います。
こちらの記事を参考に、前提準備を行います。
Claude Desktopをインストールし、設定ファイル(claude_desktop_config.json)が開けていれば準備完了です。

設定ファイルを記述しよう

claude_desktop_config.jsonに、以下のコードを記述します。ハイライトされている行のみ、自分のものに変更します。

claude_desktop_config.json
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{
  "mcpServers": {
    "github": {
"command": "which nodeで表示されるパス",
"args": [
"npm root -gで表示されるパス/@modelcontextprotocol/server-github/dist/index.js"
], "env": {
"GITHUB_TOKEN": "取得したGitHub Personal Access Token"
} } } }

commandの「which nodeで表示されるパス」はターミナルで以下のコマンドを実行し、表示されたパスを入れてください。

ターミナル
1
2
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4
which node

# 例
/Users/ユーザー名/.nodebrew/current/bin/node

argsの「npm root -gで表示されるパス」の部分は以下のコマンドを実行し、表示されたパスを入れてください。

ターミナル
1
2
3
4
npm root -g

# 例
/Users/ユーザー名/.nodebrew/node/v20.18.0/lib/node_modules

上の例だと以下のようなコードになります。

claude_desktop_config.json
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13
{
  "mcpServers": {
    "github": {
"command": "/Users/ユーザー名/.nodebrew/current/bin/node",
"args": [
"/Users/ユーザー名/.nodebrew/node/v20.18.0/lib/node_modules/@modelcontextprotocol/server-github/dist/index.js"
], "env": {
"GITHUB_TOKEN": "github_pat_ランダムな英数字"
} } } }

これでClaude Desktopの設定は完了です。一度Claude Desktopを終了させ、再度起動させます。
「+」ボタンの右のボタンをクリックし、「github」と表示されていれば、連携されています。

連携の確認

ClaudeからGitHubにアクセスしてみよう

Claude DesktopからGitHubのリポジトリにアクセスすると以下のように確認のモーダルが表示されるので、どちらかを許可しましょう。

確認モーダル

先ほど「Issues」と「Pull request」を「Read and write」で設定したので、プルリクエストやイシューをClaudeが確認することができます。そのため、以下のようにプルリクエストのレビューなどもしてもらうことができます。

レビュー

またリポジトリにアクセスできるため、リポジトリ内のファイルを読み取った上での提案もしてもらうことができ、大変便利です。以下のように、アプリがどのようなアプリなのかもファイル全体を確認し、解説してもらうこともできます。

アプリの確認

ぜひGitHubと連携をしておきましょう。

この記事のまとめ

  • GitHubのMCPサーバーを使うと生成AIがリポジトリの情報にアクセスすることが出来ます。
  • 特定のプルリクエストのレビューをしてもらうことが出来ます。
  • 連携をさせ、生成AIに色々アドバイスをもらいましょう!