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【お役立ち情報】 Sequel Proを使ってデータベースを視覚化しよう

Sequel Proとは、データベースをExcelのような表で確認・編集をすることができるMac専用のアプリです。
Sequel Proの導入
この章では、Sequel Pro導入の手順について画像を使いながら1つ1つ解説します。
ダウンロードしよう
まずは公式サイトからアプリをダウンロードしましょう。
※ 現在Sequel Proの開発が終了し、公式サイトは閉鎖されてしまったため、導入ができなくなっています。
公式サイトを開き、「DOWNLOAD」のボタンをクリックします。
左下にファイル名が表示されていれば無事ダウンロードができています。
インストールしよう
それではダウンロードしたファイルをインストールしましょう。
先ほどダウンロードしたファイルをクリックします。
すると下記のようにファイルが展開されます。
その後、下記のように表示されます。
Finderでアプリケーションフォルダを開き、Sequel Proを下記のようにアプリケーションフォルダにドラッグしましょう。
これでインストールは完了です。
基本的な使い方
それでは実際にSequel Proを使ってみましょう。
アプリケーションフォルダからSequel Proを起動させます。
以下のようなメッセージが表示されたら「開く」をクリックしてください。
以下のような画面になれば起動が成功しています。
データベースに接続しよう
起動後mysqlサーバーに接続する必要があります。
ソケットをクリックし、ユーザー名に「root」と入力します。
「お気に入りに追加」をクリックしておくと毎回入力する手間が省けるのでクリックしておきましょう。
最後に「接続」をクリックするとmysqlサーバーに接続されます。
2回目以降は左のお気に入りに追加されるので、「localhost」を選択し、「接続」をクリックするだけで大丈夫です。
うまく接続できない場合はmysqlサーバーが起動していない可能性があるのでターミナルで下記のコマンドを実行してみましょう。
1
2
3
4
5
$ mysql.server start
# 下記のメッセージが出れば起動が成功
starting MySQL
.. SUCCESS!
接続できると下記の画面になります。
データベースを選択しよう
次に表示させたいデータベースを選択します。
左上の「データベースを選択」をクリックします。
すると上の画像のように作成されているデータベースの一覧が表示されます。
※この時まだデータベースを作成していなければ何も表示されません。
テーブルを確認しよう
表示させたいデータベースをクリックするとデータベースに存在するテーブルの一覧が表示されます。
テーブルを選択すると左下に選択したテーブルの情報が表示されます。
ここではどれくらいのデータがどういう形式でテーブルに保存されているかを確認することができます。
役に立つのはサイズの表示です。
サーバーにデプロイした際、保存できるデータベースの容量はサービスごとに決まっているのがほとんどです。
今どれくらいの容量を使っているのかを確認できるのでとても便利です。
また歯車のアイコンをクリックし、「新規タブでテーブルを開く」を選択すると複数のタブを開くことができて便利です。
▼ データベースについて不安がある方は、基礎から一通り学べる以下の参考書を利用すると良いでしょう。
PCがあれば、データベースの動作と役割が「全部」わかる!
「データベースの仕組み」や「データベースのアーキテクチャ」などPCで確認しながら学習を進めることができます。この際にデータベースを基礎から学んでみたいという方におすすめの1冊です。
各メニューの使い方
それでは実際にテーブルの中身を確認してみましょう。
中身は色々な方法で確認することができます。
各メニューの使い方を紹介していきます。
構造
テーブルの構造を確認するときに使います。
選択したテーブルのカラムの詳細が表示されます。
内容
テーブルに保存されている内容を確認することができます。
確認以外にもデータの追加・編集・削除を行うこともできます。
編集はダブルクリックで行えます。
またテーブル内のデータの検索を行うこともできます。
もし検索フォームが表示されていないときはcommand + f
を押してください。
一度に表示するレコード数も指定することができます。
その際は右下の歯車のアイコンをクリックし、「結果表示行数」を変更します。
デフォルトは1,000行です。
ページが複数にまたがる時は矢印をクリックすると次のページを表示されることができます。
関係
外部キー制約の確認をすることができます。
外部キー制約については図解形式で理解する《アソシエーション解説書》の記事を参照してください。
トリガ
指定されているトリガを確認することができます。
情報
テーブルの詳細情報を確認することができます。
クエリ
SQLを使ってデータを確認することができます。
コンソールでRailsのメソッドで実行した結果は非常に見づらいです。
ですがSequel proでSQLを使って表示すると非常に確認しやすくなります。
上の例であればBlog.where(status: 'publish')を実行した時の結果は非常に見づらいですね。
SQLの知識がなくてもSELECT `blogs`.* FROM `blogs` WHERE `blogs`.`status` = 2とraisが自動でSQLに変換してくれるので、このコマンドをクエリの画面で実行すると非常に確認しやすくなります。
下のバーのアイコン
下のバーにもアイコンがあります。
左から確認していきます。
テーブル追加
テーブルを追加することができるボタンです。
テーブル編集
テーブルを編集したりすることができるボタンです。
テーブル情報更新
データベースを最新の状態に更新するボタンです。
左から3番目と右から2番目にあります。
テーブル情報の非表示
左下に表示されるテーブル情報を表示するか非表示にするか切り替えることができます。
テーブルに行を挿入する
テーブルに新しい行を追加することができます。
行の削除
テーブルから指定した行を削除します。
行の複製
選択した行を複製します。
編集形式の変更
データを編集する際の形式を変更します。
デフォルトだと1行のフォームで編集しますが、変更をするとポップアップで開く大きな編集フォームで編集をすることができます。
データをバックアップしよう
大切なデータが消えてしまった時のことを考えデータをバックアップすることができます。
画面上の「ファイル」から「エクスポート」を選択しクリックします。
すると下記の表示になります。
一番上は保存するファイル形式を選択します。
インポート目的で保存する場合はSQLかCSVを選択します。
SQL
SQLでエクスポートします。
複数のテーブルの情報が1つのsqlファイルとして作成されます。
CSV
csv形式でエクスポートします。
テーブルごとにファイルを分けて作成することもできます。
XML
xml形式でエクスポートします。
テーブルごとにファイルを分けて作成することもできます。
Dot
Dot形式でエクスポートします。
1つのファイルで作成されます。
データをインポートしよう
エクスポートでバックアップをとったらデータを復元することができます。
画面上の「ファイル」から「インポート」を選択しクリックします。
すると下記の表示になります。
形式は自分がエクスポートした形式を選択しましょう。
この記事のまとめ
- Sequel Proはデータベースを可視化できるアプリのこと
- 無料で使うことができる
- 内容を確認できるだけでなく、データを編集することもできる!
