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IT業界

更新日:

【IT業界】 【最新版】Facebook広告とは?初心者に徹底解説

Facebook広告とは

Facebook広告は運用型広告です。

Facebookを始めとした、Instagram (インスタグラム )Messenger(メッセンジャー)、Audience Network(オーディエンスネットワーク)を使用しているユーザーに対して広告を出稿することができます。

日本国内でも現時点で2600万人のユーザーが使用しているとされ、BtoB、BtoCに限らず多くの業界で使用されています。

その最大の特徴は、その他のSNS広告に比べた時のターゲティング精度の高さです。

Twitter広告ではユーザー登録時に生年月日の登録する必要はなく、匿名性も高いため、広告の精度は比較的低いです。また、LINE広告では「言語によるターゲティング」ができません。

一方、Facebook広告では、生年月日や学歴など多くの登録情報を必要とするため、細かいターゲティング設定が可能です。一般的にSNS広告の中ではCVR(コンバージョンレート)は高いとされています。

SNS広告を始めてみたいけど、どの媒体から始めたらいいかわからない方におすすめです。

Facebook広告の準備に必要なものは

Facebook広告は個人用のアカウントを作成するだけでは行うことができません。
さらに以下の3点を準備する必要があります。

準備するもの

Facebookページ(ビジネスアカウント)

まず初めに、Facebookページを作成しましょう。Facebookページは企業・ビジネス向けのFacebookアカウントです。

個人用のアカウントを所有していれば、ホーム画面から誰でも簡単に作成することができます。

個人アカウントのホーム画面を開くと、左側にメニューがありますので、そこから「ページ」の箇所を選択するか、ページ上部にある旗のアイコンを選択してもページの設定画面に遷移することができます。

ページの設定画面を選択したら、「ページを作成」を選択しましょう。
ページ名(ビジネス名、ブランド名、組織名)を記載し、ページで扱うサービスのカテゴリを選択すれば、新規のページが作成されます。

広告アカウント

次に広告アカウントを作成します。上記で記載したFacebookページの表示画面から作成する方法と、後述するビジネスマネージャーで作成する方法があります。

複数のFacebookページを運用している場合や、運用者が複数いる場合に一元で広告を管理できるため、基本的にビジネスマネージャーから作成する方法を推奨しています。

まずは下記のビジネスマネージャーから作成していきましょう。

ビジネスマネージャ

ビジネスマネージャは主に作成した、Facebookページ(ビジネスアカウント)や広告アカウントを一元管理することができるツールです。

所有しているFacebookページや広告アカウントに、一緒にビジネスを行う人の個人アカウントを紐付け、管理者や編集者として追加するなど権限の管理を一元で行うことができます。

また、既存のInstagramアカウントとビジネス連携を行ったり、広告を通して獲得したWeb上の成果を計測し、確認する上で必要となる「ドメイン認証」もこちらから行います。

ビジネスでFacebookを利用する場合は必須となるツールとなるので、作成しておきましょう。

作成方法は、business.facebook.com/overview に移動し、以下の手順で進めます。

作成の流れ
  1. [アカウントを作成]をクリックします。
  2. ビジネス名、名前、仕事用のメールアドレスを入力して[次へ]をクリックします。
  3. ビジネスの詳細を入力し、[送信]をクリックします。

こちらからFacebookページ(ビジネスアカウント)を作成することもできます。

まだ、広告で使用するページの作成が済んでいない場合は、上記に記載した方法以外でもこちらから新規のページを作成することができます。

ビジネスマネージャーから作成する場合は、下記のビジネスマネージャーの画像の箇所から設定を進めましょう。

流れはビジネス設定>ページ>「新しいFacebookページを作成」を選択になります。

Facebook広告出稿のやり方

3つの準備ができたら、いよいよ広告の出稿ができます。

まずFacebook広告は、「キャンペーン」、「広告セット」「広告」の3つの箇所を設定していきます。上から順に大きなフォルダのような役割を担っていて、マトリョーシカのようなイメージです。

多くの運用型広告はこの3層構造の形式をとっています。一度この仕組みを理解してしまえば、どの運用型広告を出稿する際も進めやすいです。

3つの箇所ごとにそれぞれ何を設定するのか確認していきましょう。

キャンペーン

ここで設定する項目は、以下の3つのみです。

キャンペーンで設定する箇所
  • キャンペーン名
  • キャンペーンの目的
  • 特別な広告カテゴリ
  • 購入タイプ(条件を満たしている場合のみ)

キャンペーン名

名前に関しては運用者の分かりやすい名前であれば何でも問題ありません。

キャンペーン毎に名前の形式を揃えておくと後々、検索する際に便利です。

初心者の方はあくまでも、次項で説明している「広告を通して達成したい目標」によってキャンペーンを分ける必要があるため、それに応じてキャンペーンの個数も名称も必要となると覚えましょう。

キャンペーンの目的

キャンペーンの目的のはその名の通り、広告を通して達成したいゴールになります。

広告を閲覧したユーザーにどんな行動を取ってほしいのかを具体的にイメージした上で正しい目的を選択しましょう。

キャンペーンの目的 次の目的に最適
認知 リーチ増、ブランドの認知度アップ、動画の再生数アップ、店舗所在地の認知度
トラフィック リンクのクリック、ランディングページビュー、MessengerとWhatsAppへの誘導、通話
エンゲージメント Messenger、Instagram、WhatsAppのスレッド開始、動画の再生数アップ、投稿のエンゲージメント、コンバージョン
リード インスタントフォーム、Messenger、コンバージョン、通話をかけてもらう
アプリの宣伝 アプリのインストール、アプリイベント
売上 コンバージョン、カタログ販売、MessengerとWhatsAppを通じた購入、関心の高い人に通話をかけてもらう

特別な広告カテゴリ

特別な広告カテゴリでは、その名の通り「信用、雇用または住宅、あるいは、社会問題、選挙または政治に関連した広告」の場合、設定が必要となる項目になります。

こちらに該当する内容の広告であるにも関わらず、カテゴリを選択しなかった場合、広告が却下されるなどのリスクがあります。

それ以外の商材を扱う場合は、広告カテゴリを特に選択する必要はありません。

購入タイプ(条件を満たしている場合のみ)

購入タイプは、広告に対する課金形式を選択する項目となります。

基本的に最初は「オークション」のみが利用可能となっており選択する余地がありませんが、特定の条件を満たすと「リーチ&フリークエンシー機能」の購入タイプを選択できるようになります。

「オークション」は入札額を元に広告費が決まる仕組みの配信方法です。
「リーチ&フリークエンシー」は、あらかじめフリークエンシーキャップ(配信頻度)を設定して、広告の配信頻度を制御しながら運用する方式です。

以上でキャンペーンについては完了です。

広告セット

広告セットは、配信する際の詳細な設定を行う階層になります。
以下の4つを順に設定していくと考えるとわかりやすいです。

広告セットで設定する箇所
  • コンバージョンの場所(ユーザーに行動してほしい場所)
  • 予算と掲載期間
  • オーディエンス(どのような場所や人を対象にするか)
  • 配置(Facebookプラットフォーム上のどこに広告を配信するか)

コンバージョンの場所

初めにコンバージョンの場所をどこにするかを選択していきます。

例えば、上の階層の「キャンペーン」で目標を「トラフィック」にしている場合、さらにそのトラフィックをどこに誘導するのかを選択します。

図のようにウェブサイトを選択した場合は、広告を押した際にウェブサイトに到達するような設定です。

予算と掲載期間

次に予算を設定していきます。予算設定は、1日の予算と通算予算の2つに分かれています。

1日の予算は、1日に消費される金額を一定にする設定です。例えばこちらを1000円に設定すれば毎日1000円ずつ均等に消費されます。

通算予算は、1日あたりではなく掲載期間全体で消化する予算の上限を設定する方法になります。

1日の予算の場合、画像のように掲載の終了日を設定せずとも広告の出稿が可能なため、初めのうちは意図せず広告を出稿し続けないように注意しましょう。

また、一日の最低出稿金額は現在¥130円前後(こちらは常に変動しています)となっていますので、少額から開始できるのもFacebook広告の大きな特徴となっています。

例えばLinkedinの有料広告であれば、一日の最低出稿は約¥800となっていますので、比較的安い金額となっています。

オーディエンス

ここでは広告を配信するターゲットを設定します。クリエイティブ以外で、広告の効果を左右する重要な箇所となりますので、しっかり覚えていきましょう。

こちらも設定する項目が多いので、順を追って説明していきます。

オーディエンスの項目
  1. 地域
  2. 年齢
  3. 性別
  4. 詳細ターゲット設定
  5. 言語
地域

広告を配信する地域を選択します。
初めに選択した地域のどんな状況の人を対象に配信するかを選択します。

  • この地域に住んでいる人、または最近この地域にいた人
    選択されたエリア内に自宅または一番最近の位置情報がある人です。

  • この地域に住んでいる人
    選択されたエリア内に自宅がある人です。

  • 最近この地域にいた人
    選択されたエリア内に一番最近の位置情報がある人です。

  • この地域を旅行中の人
    一番最近の位置情報が選択されたエリア内にあるが、自宅は125mi/200km以上離れている人です。

その後、具体的な配信地域を選択していきます。地域は以下の単位で設定することができます。

  • 郵便番号
  • 都市
  • 地域

「新宿区」や「横浜市」等の市町村単位で選択すると半径17~80キロの範囲でエリアの指定が可能となります。また、具体的な住所や郵便番号を設定することで、半径1~80キロの範囲でエリア指定が可能となります。

年齢

年齢は、13~65歳以上の間で設定することができます。

性別

全て、男性、女性から一つ選択してください。

詳細ターゲット設定

「学歴」や「◯◯に興味がある人」等といったさらに細かい条件を指定することができます。
かなりの種類が存在している且つ、頻繁に利用できる設定が変更されるため、詳細について知りたい方はこちらを参考にしてください。

基本的に、初めはこの設定を細かく利用しすぎないことを推奨しています。
詳細に設定しすぎることで、配信先のリーチ数が制限され、本来成果を上げられる対象者に広告が配信されないリスクがあります。

初心者の方は、こういった機能があるということをまずは覚えておきましょう。

言語

ユーザーがFacebook上で設定している言語ごとに対象を設定することができます。
例えば、「地域をアメリカに設定し、言語を日本語に設定」することで、渡米中の日本人など想定して広告を出稿することができます。

配置

これで広告セットで設定する最後の項目になります。その名の通り広告をどこに表示させるかを設定する箇所になります。

初めに「Advantage+ 配置(推奨)」か「手動配置」を選択します。

「Advantage+ 配置」は、Facebookのシステムが自動で最適な配置を判断して広告を振り分けて配信します。
Facebookはこちらを推奨しており、特に配置を分ける必要性を感じなければ、こちらを選択すればパフォーマンスは問題ありません。

「手動配置」では、ご自身で配信する位置を選択することができます
初めに配信するプラットフォームを選択します。Facebook、Instagram、Audience Network、Messengerの中から配信したい場所にチェックを入れてください。

フィード フィードに広告を掲載して表示を増やすことで、ビジネスをアピールできます
ストーリーズとリール 没入感あふれる縦型のフルスクリーン広告で、色彩豊かなビジュアルストーリーを伝えることができます
動画とリール動画のインストリーム広告 動画やリール動画の視聴前・視聴中・視聴後にリーチ
検索 検索を利用している人にビジネスをアピールできます
メッセージ ビジネスとすでにつながりのある人にクーポンや最新情報を送信します
記事内 パブリッシャーによるコンテンツを読んでいる人向けにインタラクティブな広告を配信できます
アプリとサイト 外部のアプリやウェブサイトに掲載した広告でリーチを拡大することができます

ここまで設定できたら以上で広告セットの設定は終了です。

広告

いよいよ、最後の設定となります。ここでは実際に出稿される広告クリエイティブの作成を行うことができます。
デザインに関する内容は全てこちらで設定します。

流れはこちらになります。

オーディエンスの項目
  1. 広告に表示する名前(出稿元ページの確認)
  2. 広告設定(広告の形式)
  3. クリエイティブ
  4. リンク先
  5. 言語
  6. トラッキング

広告に表示する名前(出稿元ページの確認)

初めに出稿元のページを確認します。
広告を出稿したいFacebooページやInstagramアカウントが正しく選択されているかどうかを確認してください。

広告設定(広告の形式)

ページを確認できたら、いよいよ広告内容の作成になります。

すでにFacebookページ内に投稿済みの投稿を広告にしていくのか、新規で広告用に作成するのかを第一に選択します。

ここでは、新規で作成していく場合を中心に説明していきます。

まず、クリエイティブソースを選択します。

  • 手動アップロード
    画像または動画を手動でアップロードします。

  • カタログ
    カタログからメディアを自動的に使用します。それぞれのユーザーに合わせ、もっともアクションを実行する見込みの高いカタログのアイテムを表示します。

Facebookカタログとは、宣伝・販売したい商品の情報を、あらかじめ設定しておいて一元管理できる機能です。

次に、広告のフォーマットを選択しましょう。

  • シングルの画像または動画 表示される広告が一つのファイルである場合はこちらを選択してください。動的なスライドショー形式であってもアップロードするファイルが一つの場合は必ずこちらになります。
  • カルーセル 最小2枚から最大10枚まで画像や動画を設定することが可能です。また、1枚ごとにCTAボタンを設置することができるため、商品ごとに表示させたいリンクを変更することが可能です。

最近では成果の良い手法としてカルーセルがFacebookから推奨されています。不動産やアパレルなど多くの商品の一度に表示させることができる商材は特におすすめです。

クリエイティブ

広告に使用するメディア、テキスト、リンク先を設定します。
実際にユーザーに届けられる箇所になりますので、慎重に設定しましょう。

また、画像やテキストがMetaの広告ポリシーに反していると判断された場合、広告が却下されますので、注意しましょう。

  • メディア
    画像か動画を選択しましょう。

  • メインテキスト
    広告の簡単な説明を記載します。125文字以下にすることをおすすめします。

  • 見出し
    短い見出しを設定します。25文字以内にしましょう。

  • 説明
    見出しに対する説明を記載します。30文字以内にしましょう。

  • コールトゥーアクション
    広告を見た人に行ってほしいアクションを示すボタンまたはリンクを広告に表示します。

それぞれどのように表示されるかは、以下の画像を参考にしてください。

{{1}}

リンク先

広告をタップまたはクリックした人を誘導するリンク先を入力します。
方法としては以下の4つになります。

  • インスタントエクスペリエンス
    モバイルに最適化されたエクスペリエンスがすばやく表示されます。

  • ウェブサイト
    ウェブサイトに誘導します。

  • Facebookイベント
    Facebookページのイベントに誘導します。

  • 電話
    直接電話をかけてもらいます。

  • トラッキング
    広告で誘発される可能性のあるコンバージョンが含まれるイベントデータセットをトラッキングします。広告アカウントに対して選択したコンバージョンが含まれるデータセットはデフォルトでトラッキングされます。

ここでは詳細には説明しませんが、Facebook広告ではあらかじめコンバージョンを設定しておくことができます。

以上で、全ての設定が完了です。お疲れ様でした!
「公開する」ボタンを押し、審査が完了すれば設定した通りに広告が出稿されていきます。

覚える項目はたくさんありますが、実はすごくシンプルな構造になっていることがおわかりいただけたでしょうか。

一度覚えてしまえば、扱いやすく成果の出しやすい広告媒体になりますので、マスターしましょう。

この記事のまとめ

  • Facebook広告は、ターゲティング精度の高い運用型広告です。
  • Facebook広告を始めるにはFacebookページ、ビジネスマネージャ、広告アカウントの作成が必要です。
  • Facebook広告は、「キャンペーン」、「広告セット」「広告」3つの構造になっている。