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【お役立ち情報】 絶対挫折しない『Rails Tutorial 』の正しい進め方

ぴっかちゃん
ぴっかちゃん

RailsチュートリアルはWebアプリ開発に関する世界的に有名な書籍の 「Ruby on Rails Tutorial」 を日本語訳したサイトです。難易度は高いですが、しっかりと学ぶことができれば大きくスキルアップできます。

top画像

以下のようなお悩みについて、参考になりそうな情報をまとめました。

  • Progateやドットインストールで簡単なアプリを作れるようになったけど、この先どのようにステップアップすればいいか分からない
  • Railsチュートリアルに挑戦したけど、難しくて挫折してしまった

Railsチュートリアルは、Railsに関する無料教材の中では量、質ともに間違いなく最高の教材です。しかし、初学者にとっては難しい教材なので、いきなり挑戦してしまうと挫折してしまう可能性があります。

この記事では、Railsチュートリアルの挫折しにくい進め方をご紹介させていただきます。

Railsチュートリアルとは?

rails-tutorialのトップページ

https://railstutorial.jp/

Railsチュートリアルは、Railsの開発環境構築からユーザー登録などのアプリ作成について学ぶことができます。Railsチュートリアルは中級者向けの教材です。

Railsチュートリアルの特徴

Railsチュートリアルの特徴は、以下の通りです。

  • 質の高い内容(本格的なWebアプリを開発できる)
  • 量が多い(全体を通して3つのWebアプリを開発できる)
  • 他の無料教材には無い、発展的な部分を学べる(テスト、デプロイ等)

なぜ挫折する人が多いのか

悩む人

Railsチュートリアルは他の教材と違い、本格的なアプリを開発するため「セキュリティ対策、テスト、バージョン管理、デプロイ」など実際のアプリ開発に必要な知識が盛り込まれているので初学者の方がいきなり挑戦してしまうと、挫折する可能性が高くなります。

ProgateとRailsチュートリアルの違い

ここで初学者向けで分かり易いと言われる「Progate」と簡単に比較してます。

実は「Progate」も「Railsチュートリアル」もRailsの発展学習の部分で、TwitterのようなWebアプリを開発します。

次の画像は、Progateで作成したTwitterライクなWebアプリです。

Progateで作成したTwitterライクなWebアプリ

そして次の画像は、Railsチュートリアルで作成したTwitterライクなWebアプリです。

Railsチュートリアルで作成したTwitterライクなWebアプリ

この2つの画面を比較すると、「Progate」よりも「Railsチュートリアル」で作成したWebアプリの方が複雑で多機能ですね。

サイト 対象者 内容 開発環境
Progate プログラミング未経験の初学者向け 簡単なWebアプリの開発 ProgateのWebサイト上
Raisチュートリアル 中級者向け(最低Ruby, HTML/CSS, Railsの基礎がある) 本格的なアプリを開発,インターネット上に公開まで ローカル環境,AWS Cloud9

Railsチュートリアルの特に難易度高い部分

Railsチュートリアルで難易度高い部分は、以下の通りです。

  • 発展的な機能の実装(第9章~第14章)
  • テスト - バグが無いか専用のコードを書き調べること
  • バージョン管理 - データの破損などに備え、開発の途中でバックアップを作成しておくこと
  • デプロイ - 作成したWebアプリを実際にインターネット上に公開し、利用可能な状態にすること

挫折しないためにも、正しい学習フローで進むのが大事です。

Railsチュートリアル学習の前準備

電球

この章は、「Railsチュートリアル」を学習するにあたって、身につけて頂きたい基礎知識について解説します。

身につけておきたい基礎知識

Railsチュートリアル学習前に身につけておきたい基礎知識は、以下の通りです。

  • HTML/CSS
  • Ruby
  • Rails
  • Command Line
  • Git
  • SQL

これらの基礎知識を「Progate」と「ドットインストール」で身につけるための学習手順を解説します。すでに上記の基礎知識がある方は「Railsチュートリアル学習の進め方」へ

Progateで基礎知識を学習する

Progateでは、以下の手順で基礎知識を学習します。(※一部有料を含む)

  1. Ruby (学習コースⅠ〜Ⅴ) 1周
  2. HTML&CSS (上級編まで) 1周
  3. Ruby on Rails5 (学習コースⅠ〜Ⅺ) 2周
  4. Command Line、Git、SQL 各1周

課金した方が学習効率が上がるので、できたら課金しましょう。Command Line、Git、SQLを学習しておくと、スムーズにRailsチュートリアルに進むことができます。

(Progateは、https://prog-8.com へ)

ドットインストールで基礎知識を学習する

「ドットインストール」は、知識の隙間を埋めるつもりで「Progate」で苦手だったところや難しいと感じた部分を中心にやってみましょう。

  1. Ruby 入門(1.5h)
  2. HTML 基礎文法入門 (1.5h)
  3. CSS 基礎文法入門 (1h)
  4. Ruby on Rails5 入門 (2h)
  5. UNIXコマンド 入門(コマンドライン) (1.5h)
  6. Git 入門 (1h)
  7. MySQL 入門 (1h)

全て3分ほどの動画で構成されているので、空き時間や電車の中でも勉強できます。
動画だと学習を始める時のハードルが低いので、モチベーションが上がらない場合にもおすすめです。

Udemyで基礎知識を学習する

Udemyにも基礎の基礎から丁寧に解説してくれるコースもあります。

どのコースも基礎から丁寧に教えてくれるのでおすすめです!

しっかりと基礎を固めたい方

時間に余裕があり、しっかりと基礎を固めたい方は以下の学習フローに従い学習してみてください。盤石な基礎を身に付けることができます。

学習フローチャート

Railsチュートリアルに挑戦する前に、こちらの「現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド」で一通り学習すると効果的です。

わかりやすい図と噛み砕いた文章で解説しています。

実際に手を動かしてアプリケーションを開発しながら学べるので、より知識を吸収することができます!

現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド
現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド

Ruby on Railsの基礎から実践的なノウハウまで学べる!

Railsチュートリアル学習の進め方

学習の進め方

こちらでは、挫折しにくく効率の良いRailsチュートリアルの進め方をご紹介していきます。

主観になってしまいますが、Railsチュートリアルを自分の知識にして理解するには、最低でも3周は必要だと考えています。

  • 【1周目】第1章から第8章を流し読む
  • 【2周目】第1章から第14章をスピード重視で実装する
  • 【3周目】第1章から第14章を理解度重視で実装する

それでは、詳しくみていきましょう。

【1周目】第1章から第8章を流し読む

1周目は「全体像」を意識して、第1章から第8章までを流し読みして頂きます。目安時間は3時間程度です。演習の部分はすべて飛ばしましょう。手は一切動かさず、読むだけにしましょう。

全体像をつかむ

細かいところを理解する必要はないので、「ここではこんなことをしているんだ、こういう順番で開発するのか」のように全体像を意識して進めてください。

そして何か疑問に思ったところはメモしておきましょう。2周目に入る際、その疑問を解決するように進めていただくと理解が深くなり、記憶に残りやすいです。

1周目では、難易度が一気にあがるので第9章以降は読まないでください。

ポイント
  1. 全体像を把握する目的に、第1章から第8章を流し読む
  2. 時間をかけずに3時間程度で読み終わること
  3. 何か疑問に思ったことをメモしておく

【2周目】第1章から第14章をスピード重視で実装する

2周目は、第1章から第14章を「理解度」よりも「スピード」を意識して実装します。目安時間は40時間です。コードを書く部分は、スペルミスなどの本質的ではない部分で時間を無駄にしないために、基本的にコピー&ペーストで進めてください。

スピード重視

理解度に重点を置いていると進むのに時間がかかり、挫折してしまう可能性が高くなります。理解度は「5割」で良いので、とにかく完走を目指してください。一つ本格的なアプリを完成させると成功体験になり、自信につながります。

3周目で理解を深めて行きますので、「完走しきること」に重点を置きましょう。

ポイント
  1. 完走しきることを目的に、第1章から第14章をスピード重視で実装する
  2. 基本的にコピー&ペーストで進める
  3. 理解度は「5割」くらいで良い

【3周目】第1章から第14章を理解度重視で実装する

3周目は、第1章から第14章まで「よく考えて理解を深めること」を意識して実装します。作業箇所では、自分で実装には何が必要なのか考えたり、2週目で疑問に感じた部分・よく分からなかった部分を深堀りすることで自分の知見にします。

3週目のポイント

疑問に感じた部分・よく分からなかった部分を深堀りするには、その用語などを調べることも重要です。Pikawakaのサイトでは、RubyやRailsに関する用語やGemについて丁寧に解説しています。

例えば、1.2.1 開発環境では「初心者向け!丁寧すぎる『AWS Cloud9』の導入方法」の記事やフォーム作成の際には「form_withの使い方を徹底解説!」の記事があります。

Railsの用語は、こちらのRailsの用語一覧のリンクからカテゴリページにアクセスできるので、是非活用してみてください。

学んだことを要約してアウトプットする

学んだことを要約することで理解を深めることができます。自分のメモアプリでもなんでも良いので理解したことを要約してみましょう。

次の画像のようにRailsチュートリアルで学んだことを「Qiita」に載せている人もいます。

Qiita資料1

Ruby on Rails チュートリアル集中講座1日目メモ

Qiita資料2

【初心者】生まれて初めてプログラミングをする文系人間のためのチュートリアル

学んだことをTwitterで発信してみる

その日学んだことをTwitterで発信してみましょう。

140文字という制限で、論理的に説明しなければならないのでTwitterはアウトプットする場所として優れています。

twitter画面

その日学んだことをどんどん呟くようにしましょう。

この記事のまとめ

  • Railsチュートリアル学習に入る前に基礎知識はおさえておこう
  • 挫折しないように目的を3周に分けて学習を進めよう
  • 理解を深めるために要約してみよう