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【お役立ち情報】 ショートカットキーでmacOSをもっと便利にしよう!
Macのショートカットキーは、トラックパッドやマウスで行っている一部の操作を、キーボードで実現できるようにするとても便利な機能です。ショートカットキーを使えるようになれば、Macの操作体験をもっと快適にすることができます。
上記の動画では、トラックパッドを以下の手順のように使ってコピーとペーストをしていますが、クリックの回数が増えるなどの理由で、操作に手間がかかってしまっています。
- コピーしたいテキストを選択する
- 選択されたテキストの上で副ボタンをクリックしてショートカットメニューを表示する
- 表示されたメニューの項目の中からコピーをクリックする
- ペーストしたい場所にカーソルを合わせる
- カーソルの付近で副ボタンをクリックしてショートカットメニューを表示する
- 表示されたメニューの項目の中からペーストをクリックする
しかし、ショートカットキーを覚えていれば、以下の手順のようにCommand ⌘
とC
、Command ⌘
とV
を押下するだけで、すばやくコピーとペーストをすることができます。
- コピーしたいテキストを選択する
- 選択されたテキストの上で
Command ⌘
とC
キーを同時に押下する - ペーストしたい場所にカーソルを合わせる
- カーソルの付近で
Command ⌘
とV
キーを同時に押下する
このように、ショートカットキーを覚えているかどうかで、みなさんの作業にかかる時間が大きく変わります。
この記事では、ショートカットキーのメリットと、厳選された便利なショートカットキーを動画付きで紹介します。
いますぐにショートカットの一覧を知りたい方は「ショートカットキーの一覧」から読み進めてください。
ショートカットキーとは?
ショートカットキーとは、トラックパッドを使用しておこなう操作を、キーボードの複数のキーを組み合わせて簡単に実現する便利な機能です。
ショートカットキーのメリットを知って、便利なショートカットキーを使いこなしていきましょう。
ショートカットキーのメリット
ショートカットキーはキーを組み合わせて押下することで操作をするので、キーの組み合わせを知っておかなければ使用できません。
ショートカットキーを使わなくても、トラックパッドを使って操作ができるのであれば、わざわざキーの組み合わせを覚える必要はないと感じられるかもしれません。しかし、キーの組み合わせを覚える手間をかけてでも、ショートカットキーを使用して操作をすることには次のようなメリットがあります。
- 時間の短縮
- 疲労の軽減
1. 時間の短縮
ショートカットキーは、トラックパッドが持つ、時間のデメリットを補完することができます。
トラックパッド | ショートカットキー |
---|---|
操作に必要な工数が多いことがある | キーの組み合わせを押下するだけでよい |
1つの工程に必要な時間が多いことがある | キーの押下に必要な時間は約1秒程度である |
カーソル、アイコン、文字が小さく誤操作につながりやすい | キーという大きな的を指で叩けばよい |
キーボードから手を移し替える必要がある | キーボードから手を移し替えなくてよい |
トラックパッドのみを使って操作をすることは、必要な時間を増やすことにつながります。その結果として作業の生産性を落としてしまいます
ショートカットキーを一度だけ使用した際に節約できる時間はたったの5秒から10秒ほどかもしれません。しかし、何十、何百、何千回と繰り返してショートカットキーを利用するのであれば、将来的にはとても大きな時間の節約になります。
2. 疲労の軽減
トラックパッドを用いたカーソル移動やクリックといった操作には、手首を動かしたり、人差し指に力を加えたりする必要があります。
長時間連続でトラックパッドを使用すると手指が疲れてしまいがちです。また、小さな負担が長い間にわたって蓄積していくと、手首や指の腱鞘炎につながる危険性もあります。
キーボード操作はトラックパッドよりも手首の運動が小さく、特定の指だけに負担が集中することもありません。
トラックパッドに代わってショートカットキーを使用すれば、手指の疲労を軽減することにつながります。
ショートカットキーの押し方
ショートカットキーは、文字キーと装飾キーを組み合わせて押下することで実現されています。
macOSにショートカットキーが入力されたと認識させるためには、以下の手順でキーを押下する必要があります。
- 装飾キーを押下する(キーからは指を離さず押し下げたままにしておく)
- 文字キーを押下する
- 装飾キーと通常キーから指を離す
以下が、ショートカットキーを利用してコピーとペーストをする際のキーボードの様子です。
複数の装飾キーを組み合わせたショートカットキーの場合は、装飾キーを押下する順番は自由です。また、ショートカットキーを連続して入力する場合は、装飾キーから都度指を離す必要はなく、押し下げたままにしても問題ありません。
ショートカットキーの送信先アプリケーション
メニューバーのAppleロゴ ( )の右隣に表示されているアプリケーション名が現在操作対象のアプリケーションです。
macOS本体に備わっている一部のショートカットキーを除けば、入力されたショートカットキーは操作対象のアプリケーションが識別をします。
操作対象のアプリケーションを確認せずにショートカットキーを入力してしまうと、意図していないアプリケーションに命令を送信してしまう可能性があります。
ショートカットキーの中には「アプリケーションを終了するショートカットキー」もありますので、誤って意図しないアプリケーションを終了させてしまうなどの誤操作に注意しましょう。
操作対象のアプリケーションを切り替えたい場合は、切り替えたいアプリケーションのウィンドウをクリックするか、後ほど紹介する「アプリケーションを切り替えるショートカッキー」を使用してください。
ショートカットキーの一覧
この章では、使用頻度の高いショートカットキーを、大きく8つに分類して紹介していきます。
必ずしも順番に読む必要はありませんので、興味のあるものから読みすすめてください。
- アプリケーションに関するショートカットキー
- ウィンドウに関するショートカットキー
- タブに関するショートカットキー
- ファイルに関するショートカットキー
- テキストに関するショートカットキー
- スクリーンショットに関するショートカットキー
- macOSの状態に関するショートカットキー
- Finderに関するショートカットキー
- その他のショートカットキー
1. アプリケーションに関するショートカットキー
この節では、アプリケーション本体に対して操作をおこなうショートカットキーを紹介します。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
アプリケーションを起動する | command ( ⌘ ) + スペースバー ( ␣ ) |
アプリケーションを切り替える | command ( ⌘ ) + tab ( ⇥ ) ( もしくは shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + tab ( ⇥ ) ) |
アプリケーションを終了する | command ( ⌘ ) + Q |
アプリケーションを強制終了する | option ( ⌥ ) + command ( ⌘ ) + esc ( ⎋ ) |
アプリケーションの環境設定を表示する | command ( ⌘ ) + カンマ ( , ) |
macOSでは、ユーザーが使用する主なソフトウェアをApp、すなわちアプリケーションと呼ばれる単位で管理しています。みなさんが各々の目的に応じたアプリケーションを使用することが、macOSの利用体験の中心となります。
アプリケーションを起動する
command ( ⌘ ) + スペースバー ( ␣ )
を入力すると、Spotlight(スポットライト)の検索フィールドが表示されます。
表示されたSpotlightの検索フィールドに、起動したいアプリケーションの名前を入力して、検索結果の中から目的のアプリケーションを選択すれば、アプリケーションを起動することができます。
アプリケーションを切り替える
command ( ⌘ ) + tab ( ⇥ )
を入力すると、起動している他のアプリケーションに操作対象を切り替えることができます。
表示されるアプリケーションの一覧は、左から右にかけて、最近使った順番に並んでいます。
shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + tab ( ⇥ )
を入力することで、表示されるアプリケーションの一覧の中を、右から左に向かって移動することもできます。
アプリケーションを終了する
command ( ⌘ ) + Q
を入力すると、操作対象のアプリケーションを終了させることができます。
アプリケーションを終了させると、そのアプリケーションのすべてのウィンドウとタブが閉じられてしまうので注意しましょう。また、アプリケーションの作業内容を保存する必要がある場合は、終了させる前に必ず保存をしておきましょう。
アプリケーションを強制終了する
option ( ⌥ ) + command ( ⌘ ) + esc ( ⎋ )
ショートカットキーを入力すると、アプリケーションの強制終了のためのウィンドウが表示されます。
現在起動しているアプリケーションの一覧の中から、任意のアプリケーションを強制終了することができます。
アプリケーションを強制終了する際には、作業内容の保存を促す警告メッセージは表示されません。アプリケーションが応答しなくなってしまったなどの、強制終了の必要にせまられたときに限って使用するようにしましょう。
アプリケーションの環境設定を表示する
command ( ⌘ ) + カンマ ( , )
を入力すると、アプリケーションの環境設定を表示することができます。
アプリケーションによって、環境設定がウィンドウとして表示されるか、タブとして表示されるかは異なります。
2. ウィンドウに関するショートカットキー
この節では、アプリケーションのウィンドウに対して操作をおこなうショートカッキーを紹介します。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
ウィンドウを最小化する | command ( ⌘ ) + M |
ウィンドウをフルスクリーン表示にする | control ( ⌃ ) + command ( ⌘ ) + F |
新しいウィンドウをひらく | command ( ⌘ ) + N |
ウィンドウを閉じる | command ( ⌘ ) + W |
多くのアプリケーションは視覚的な情報を提供するために、ウィンドウという四角い表示区画を持ちます。アプリケーションによっては、ウィンドウを1つだけでなく、複数持つことができる場合もあります。
ウィンドウを最小化する
command ( ⌘ ) + M
を入力すると、操作対象のウィンドウを最小化してDockにしまうことができます。
ウィンドウをフルスクリーン表示にする
control ( ⌃ ) + command ( ⌘ ) + F
を入力すると、操作対象のウィンドウをフルスクリーン表示にすることができます。
また、フルスクリーン表示にしたウィンドウを、もとの大きさに戻すこともできます。
新しいウィンドウをひらく
command ( ⌘ ) + N
を入力すると、操作対象のアプリケーションの新しいウィンドウをひらくことができます。
ウィンドウを閉じる
command ( ⌘ ) + W
を入力すると、操作対象のウィンドウを閉じることができます。
アプリケーションによっては、ウィンドウ内でタブがひらいている場合には、ウィンドウではなく操作対象のタブのみを閉じます。
3. タブに関するショートカットキー
この節では、アプリケーションのウィンドウ内のタブに対して操作をおこなうショートカッキーを紹介します。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
新しいタブをひらく | command ( ⌘ ) + T |
タブを切り替える | control ( ⌃ ) + tab ( ⇥ ) (もしくは control ( ⌃ ) + shift ( ⇧ ) + tab ( ⇥ ) ) |
タブを閉じる | command ( ⌘ ) + W |
アプリケーションによっては、1つのウィンドウ内でタブと呼ばれる表示区画を複数確保することができます。
macOSにプリインストールされているアプリケーションの中では、Finder、Safari、ターミナルなどにタブ機能が内蔵されています。
新しいタブをひらく
command ( ⌘ ) + T
を入力すると、操作対象のウィンドウ内に新しいタブをひらくことができます。
タブを切り替える
control ( ⌃ ) + tab ( ⇥ )
を入力すると、ウィンドウ内で同時にひらいている他のタブに操作対象を切り替えることができます。
ショートカットキーを入力するたびに、左から右に向かってタブが切り替わります。
control ( ⌃ ) + shift ( ⇧ ) + tab ( ⇥ )
と入力することで、右から左に向かってタブを切り替えることもできます。
タブを閉じる
command ( ⌘ ) + W
を入力すると、操作対象のタブを閉じることができます。
アプリケーションよっては、ウィンドウ内でタブが1つしかひらいていない場合は、ウィンドウが閉じます。
4. ファイルに関するショートカットキー
この節では、アプリケーション内でファイルに対して操作をおこなうショートカッキーを紹介します。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
ファイルをひらく | command ( ⌘ ) + O |
ファイルを保存する | command ( ⌘ ) + S |
ファイルを印刷する | command ( ⌘ ) + P |
アプリケーションの中には、ファイルの作成・閲覧・編集をおこなうものがあります。
Pages、Numbers、KeynoteやWord、Excel、Powerpointなどのアプリケーションが代表的な例として挙げられます。
ファイルをひらく
command ( ⌘ ) + O
を入力すると、ファイルをひらくためのウィンドウが表示されます。
ひらきたいファイルを選択すれば、ファイルをひらくことができます。
ファイルを保存する
command ( ⌘ ) + S
を入力すると、ファイルを新しく保存、または上書き保存することができます。
ファイルを新しく保存する場合は、ファイルの名称や保存場所をたずねるウィンドウが表示されます。
保存が完了していない場合は、ウィンドウのタイトルバーやタブのタイトルバーに目印が表示されることが一般的です。
今回の例では、保存前はウィンドウのタイトルバーに表示されるファイル名が「名称未設定」であることに加えて、ファイル名の右横に「編集済み」という文言が表示されています。保存後はタイトルバーに表示されるファイル名が指定した名前に変更されており、かつ「編集済み」という文言も消えています。
ファイルを上書き保存する場合は、ファイルの名称や保存場所をたずねる表示はされません。既存のファイルの内容が上書きされます。
既存のファイルを編集している場合でも、保存が完了していない場合は、ウィンドウのタイトルバーやタブのタイトルバー目印が表示されることが一般的です。
今回の例では、先ほどと同じように、ファイル名の右横に「編集済み」という文言が表示されています。保存後は「編集済み」という文言が消えています。
ファイルを印刷する
command ( ⌘ ) + P
を入力すると、ファイルを印刷するためのウィンドウが表示されます。
5. テキストに関するショートカットキー
この節では、アプリケーション内でテキストに対して操作をおこなうショートカッキーを紹介します。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
テキストをコピーする | command ( ⌘ ) + C |
テキストをペーストする | command ( ⌘ ) + V |
テキストを切り取ってコピーする | command ( ⌘ ) + X |
テキストをすべて選択する | command ( ⌘ ) + A |
テキストの検索フィールドを表示する | command ( ⌘ ) + F |
テキストの直前の変更を取り消す | command ( ⌘ ) + Z (もしくは shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + Z ) |
テキストをコピーする
command ( ⌘ ) + C
を入力すると、選択した範囲のテキストをクリップボードにコピーすることができます。
テキストのコピーをおこなっても、画面上で視覚的な目印となるような動作は発生しません。
テキストをペーストする
command ( ⌘ ) + V
を入力すると、直前にクリップボードにコピーしたテキストを、カーソルがある位置に貼り付けることができます。
テキストのコピーとペーストは連続的におこなうのが一般的です。
テキストを切り取ってコピーする
command ( ⌘ ) + X
を入力すると、選択した範囲のテキストを切り取って、クリップボードにコピーすることができます。
テキストを切り取ってコピーとペーストは連続的におこなうのが一般的です。
テキストをすべて選択する
command ( ⌘ ) + A
を入力すると、操作対象のテキストをすべて選択することができます。
テキストの検索フィールドを表示する
command ( ⌘ ) + F
を入力すると、テキストの検索フィールドが表示されます。
テキストの検索フィールドの表示のされ方はアプリケーションによって異なります。
検索フィールドに検索したキーワードを入力すると検索結果が表示されます。キーワードに一致する箇所が複数ある場合は、return ( ↩︎ )
キーを押下することで、一致する箇所を順番に確認することができます。
テキストの直前の変更を取り消す
command ( ⌘ ) + Z
を入力すると、直前にテキストに加えた変更を取り消すことができます。
shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + Z
を入力することで、取り消した変更を再び再現することもできます。
6. スクリーンショットに関するショートカットキー
この節では、スクリーンショットの撮影をおこなうショートカットキーを紹介します。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
画面全体のスクリーンショットを撮影する | shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + 3 |
画面の一部のスクリーンショットを撮影する | shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + 4 |
スクリーンショット.appを起動する | shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + 5 |
画面全体のスクリーンショットを撮影する
shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + 3
を入力すると、その時点での画面全体の様子のスクリーンショットを撮影することができます。
撮影したスクリーンショットは、デフォルトの設定ではデスクトップに保存されます。
画面の一部のスクリーンショットを撮影する
shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + 4
を入力すると、カーソルが十字に変化します。
十字のカーソルをドラッグして、スクリーンショットを撮影したい四角い範囲を定めます。選択した範囲のその時点での様子のスクリーンショットを撮影することできます。
撮影したスクリーンショットは、デフォルトの設定ではデスクトップに保存されます。
スクリーンショット.appを起動する
shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + 5
を入力すると、スクリーンショット.appが起動します。
スクリーンショット.appを利用すれば、スクリーンショットの撮影だけでなく、画面の様子を動画で収録することもできます。
7. macOSの状態に関するショートカットキー
この節では、macOSの状態に関するショートカットキーを紹介します。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
画面をロックする | control ( ⌃ ) + command ( ⌘ ) + Q |
Macをスリープ状態にする | option ( ⌥ ) + command ( ⌘ ) + メディア取り出しキー ( ⏏︎ ) (もしくはoption ( ⌥ ) + command ( ⌘ ) + 電源ボタン ( ⏻ ) ) |
ディスプレイをスリープ状態にする | control ( ⌃ ) + shift ( ⇧ ) + メディア取り出しキー ( ⏏︎ ) (もしくはcontrol ( ⌃ ) + shift ( ⇧ ) + 電源ボタン ( ⏻ ) ) |
ユーザアカウントからログアウトする | shfit ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + Q |
macOSには、シャットダウンをおこなう以外にも、セキュリティの確保や節電のために備わっている機能がいくつかあります。
画面をロックする
control ( ⌃ ) + command ( ⌘ ) + Q
を入力すると、画面にロックをかけることができます。ご自身で設定したパスワードを入力すればロックを解除することができます。
画面にロックをかけても、ファイルのダウンロードや動画の書き出し作業などは中断されません。
Macをスリープ状態にする
option ( ⌥ ) + command ( ⌘ ) + メディア取り出しキー ( ⏏︎ )
、もしくはoption ( ⌥ ) + command ( ⌘ ) + 電源ボタン ( ⏻ )( ⏏︎ )
を入力すると、Macをスリープ状態にすることができます。
スリープ状態では、消費電力を抑えるために、アプリケーション上で行われている作業を一時的に停止し、かつディスプレイも消灯します。スリープ後は、キーボードやトラックパッドで操作をおこなうと、スリープ状態が解除されます。
Macをスリープ状態にすると、ファイルのダウンロードや動画の書き出し作業などは中止されるので注意が必要です。
ディスプレイをスリープ状態にする
control ( ⌃ ) + shift ( ⇧ ) + メディア取り出しキー ( ⏏︎ )
、もしくはcontrol ( ⌃ ) + shift ( ⇧ ) + 電源ボタン ( ⏻ )
を入力すると、ディスプレイをスリープ状態にすることができます。
macOSはスリープせずに、ディスプレイのみが消灯している状態になります。ディスプレイのスリープ後は、キーボードやトラックパッドで操作をおこなうと、スリープ状態が解除されます。
ディスプレイをスリープ状態にしても、ファイルのダウンロードや動画の書き出し作業などは中断されません。
ユーザアカウントからログアウトする
shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + Q
を入力すると、現在ログインしているユーザアカウントからログアウトするためのウィンドウが表示されます。
ウィンドウ内でログアウトを選択するとログアウトすることができます。ログアウトすると、起動しているすべてのアプリケーションが終了されるので、注意が必要です。
8. Finderに関するショートカットキー
この節では、Finder上で使用できるショートカットキーを紹介します。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
新しいフォルダを作成する | shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + N |
選択した項目をゴミ箱に入れる | command ( ⌘ ) + delete ( ⌫ ) |
ゴミ箱を空にする | shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + delete ( ⌫ ) |
選択した項目を完全に削除する | option ( ⌥ ) + command ( ⌘ ) + delete ( ⌫ ) |
新しいフォルダを作成する
shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + N
を入力すると、新しいフォルダを作成することができます。
選択した項目をゴミ箱に入れる
command ( ⌘ ) + delete ( ⌫ )
を入力すると、選択した項目をゴミ箱へ入れることができます。
ゴミ箱を空にする
shift ( ⇧ ) + command ( ⌘ ) + delete ( ⌫ )
を入力すると、ゴミ箱を空にするかたずねるウィンドウが表示されます。
「ゴミ箱を空にする」を選択すると、ゴミ箱を空にすることできます。
一度ゴミ箱を空にすると、ゴミ箱に入っていたファイルやフォルダは元に戻せないので注意が必要です。
選択した項目を完全に削除する
option ( ⌥ ) + command ( ⌘ ) + delete ( ⌫ )
を入力すると、選択した項目を完全に削除することができます。
完全に削除したファイルやフォルダはゴミ箱には入らず、元に戻せないので注意が必要です。
9. その他のショートカットキー
この節では、その他の便利なショートカットキーを紹介します。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
クイックルックを使ってプレビューする | スペースバー ( ␣ ) |
文字ビューアを表示する | control ( ⌃ ) + command ( ⌘ ) + スペースバー ( ␣ ) |
クイックルックを使ってプレビューする
Finderでファイルやフォルダを選択してからスペースバー ( ␣ )
を入力すると、クイックルックを使ってプレビューすることができます。
テキストファイル、画像ファイル、音楽ファイル、動画ファイルなど、様々な拡張子のファイルに対応しています。
文字ビューアを表示する
control ( ⌃ ) + command ( ⌘ ) + スペースバー ( ␣ )
を入力すると、文字ビューアを表示することができます。
文字ビューアでは絵文字や記号の一覧を確認できます。
自分のペースを大切にしよう!
この記事ではたくさんのショートカットキーを紹介してきました。
一度にたくさん覚えようとする必要はありませんし、たくさんのショートカットキーを使わなければいけないこともありません。
ひとつでも役に立ちそうなショートカットキーが見つけられたら、それはとても素晴らしいことです。そして、もし余裕があれば、新しいショートカットキーをもうひとつ使うことにチャレンジしてみるのもよいかもしれません。
あせらずに自分のペースを大切にしてください!
もしショートカットキーについて別の媒体でおさらいしたいのであれば、ショートカットを簡単にまとめたkindle本が出ているので活用してみてもよいでしょう!
Macのショートカットキーが簡潔にまとめられた本です。
この記事のまとめ
- ショートカットキーを使えば、トラックパッドでおこなっていた操作を、キーボードを使って実現することができる
- ショートカットキーを使えば、作業時間を削減したり、手指の疲労を抑えることができる
- ショートカットキーを入力する際には、先に修飾キーを押下してから、文字キーを押下する。
- 入力されたショートカットキーはメニューバーに名前が表示されているアプリケーションに送信される
- 自分のペースを大切にしながら、ショートカットキーを覚えていこう!